世界最古級のワイン文化
紀元前6000年ごろの土器から、ブドウ酒の化学的な痕跡が見つかっています。考古学の証拠から現代まで、年表でたどれます。
歴史を読む出典・基準年はデータ・出典ページで確認できます。
味わいは「品種 × 産地 × 製法」で決まります。5つの特徴は、その3つと歴史を知るための入口です。
紀元前6000年ごろの土器から、ブドウ酒の化学的な痕跡が見つかっています。考古学の証拠から現代まで、年表でたどれます。
歴史を読む地中に埋めた素焼きの甕で発酵・熟成させる伝統製法。2013年にUNESCO無形文化遺産に登録されました。
クヴェヴリを知る記録に残る品種名の数です。ルカツィテリやサペラヴィなどの定番から、研究機関で大切に保存される品種まで、今の状態を品種ごとに示します。
品種一覧へ白ブドウを果皮ごと醸すアンバー(オレンジ)ワイン発祥の地の一つ。赤・白・ロゼも豊かに造られています。
アンバーワインとは東部カヘティから西部イメレティまで、標高・土壌・気候の異なる産地ごとに個性の異なるワインが造られます。
産地を見る生産の中心は東部のカヘティ。西部のイメレティ、中部のカルトリ、山あいのラチャまで、産地ごとに気候と品種が変わります。産地・品種・製法を法的に定めた呼び名がPDO(原産地呼称)。33の呼称のうち15を、1つずつ詳しく解説しています。
最大の産地。ワイン生産の中心。ムクザニ、ツィナンダリなどPDO(原産地呼称)多数。
西部の産地。独自の甕(チュリ)文化と軽快な酸のワイン。
中部の産地。スパークリングワインの生産でも知られる。
山間の小産地。半甘口赤「フヴァンチカラ」の産地。
辛口赤ムクザニカヘティ(グルジャアニ)サペラヴィ100%
天然半甘口赤キンズマラウリカヘティ(クヴァレリ)サペラヴィ(サペラヴィ・ブデシュリも可)
辛口白ツィナンダリカヘティ(テラヴィ)ルカツィテリ85%以上、ムツヴァネ・カフリ15%以下
天然半甘口赤フヴァンチカララチャ(アンブロラウリ)アレクサンドロウリ、ムジュレトゥリ
辛口アンバー・酒精強化白カルデナヒカヘティ(グルジャアニ)ルカツィテリ(ムツヴァネ・カフリとヒフヴィを約15%まで)
辛口白スヴィリイメレティ(ゼスタポニ)ツォリコウリ、ツィツカ、クラフナボトルの写真はイメージです。
色とスタイル
ジョージアでは赤・白・ロゼ・アンバーのすべてが造られ、ステンレスタンクで造る現代的な白ワインもたくさんあります。白ブドウを果皮とともに醸したワインを、ジョージアでは「アンバーワイン」、国際的には「オレンジワイン」と呼びます。
クヴェヴリは醸造の容器と製法、アンバーはワインの色とスタイル、自然派は造り手の考え方を表す言葉です。それぞれを分けて知ると、選ぶときの手がかりになります。
アンバーワインと製法の違いを詳しく| スタイル | 果皮接触 | 味わい |
|---|---|---|
| 白(現代的製法) | ほぼなし | 果実味が明快、軽快な酸 |
| アンバー | 数日〜数か月 | タンニン、複雑な香り、琥珀色 |
| 赤 | あり(黒ブドウ) | サペラヴィ主体、濃色で力強い |
| ロゼ・その他 | 短時間 | 生産量は比較的少ない |
クヴェヴリは、ワインの発酵・熟成に使うジョージアの土器です。伝統的には地中へ埋設して使用します。
地中に埋めることで温度が安定し、卵形の内部では発酵中の対流が自然に起こります。白ブドウを果皮・種・(地域により)梗とともに数か月醸すカヘティ式と、果皮の使用が少ないイメレティ式など、地域ごとの造り方があります。
2013年、「クヴェヴリによる伝統的ワイン醸造法」はUNESCO無形文化遺産に登録されました。登録されたのは、クヴェヴリでワインを造るこの製法そのものです。
クヴェヴリ製法の詳細へ紀元前6000年ごろの土器から、クヴェヴリ文化、ソ連時代、そして現代の復興まで。確かめられた事実を年表でたどります。
味わい、選び方、飲み方、料理、ラベルの読み方まで。用語は用語集で確認できます。
同じ国です。「グルジア」はロシア語由来の旧呼称で、日本政府は2015年に呼称を「ジョージア」へ変更しました。本サイトでは「ジョージアワイン」と表記しています。
いいえ。赤・白・ロゼ・アンバーのすべてが造られていて、ステンレスタンクで造る現代的な白ワインもたくさんあります。詳しくはアンバーワインの解説をご覧ください。
指すワインはほぼ同じです。白ブドウを果皮とともに醸造したワインを、ジョージアでは「アンバーワイン」、国際的には「オレンジワイン」と呼ぶことが多く、本サイトでは「アンバーワイン」と呼んでいます。
約525は、歴史の記録に残る品種名の数で、商業栽培されるのはその一部です。研究機関のコレクションで保存される品種や、記録に名前が残る品種も含みます。本サイトでは品種ごとに「商業栽培/少量・復興栽培/コレクション/歴史資料のみ」の4つで今の状態を示しています。
白は明快な果実味と軽快な酸、アンバー(オレンジ)ワインは果皮由来のタンニンと複雑な香り、赤はサペラヴィの濃い色と力強さが基本です。同じ品種でもクヴェヴリか現代的製法かで質感が変わるため、色・製法・産地の3点で見ると傾向をつかめます。詳しくは味わいの特徴へ。
色(赤・白・アンバー・ロゼ)、好みの味(軽快・芳香・酸・タンニン)、製法(クヴェヴリか現代的製法か)の3つで決めると、品種と産地の候補が絞れます。選び方ガイドにまとめています。
紀元前6000〜5800年ごろの土器から、ブドウ酒に由来する成分が検出されています。査読論文(McGovern ら、PNAS 2017)で報告された、この考古学的証拠が「8000年の歴史」の根拠です。その後の歩みは歴史のガイドで年表にしています。
別の考え方です。クヴェヴリは醸造の容器と製法の名前で、自然派かどうかはブドウの育て方や添加物の方針で決まります。クヴェヴリで造る慣行農法のワインも、ステンレスタンクで造る自然派ワインもあります。
赤のサペラヴィ、白のルカツィテリ、クヴェヴリで醸すアンバー。気になる一本が見つかったら、グラスで確かめてみませんか。ジョージアワイン専門店なら、あなたの好きなジョージアワインがきっと見つかります。
国際機関や国の資料、査読論文などの一次資料をもとに書き、ページごとに出典と確認日を載せています。お気づきの点は訂正・情報提供のフォームからお知らせください。訂正の記録はすべて公開しています。
| A | DNA鑑定と、研究機関に保存された株遺伝子で品種を確かめ、実物の株が残っているもの |
| B | 国際的なブドウ品種の登録簿 VIVC、OIV、国の機関、法令、PDOの規定国際機関や国立ワイン庁などの公式資料 |
| C | 査読論文、学術機関、遺伝資源の研究専門家の審査を経た研究成果と学術機関の報告 |
| D | 歴史的なブドウ品種誌1960年の品種誌など、当時の記録として参照 |
| E | 生産者、輸入業者、専門メディア一次資料とあわせて参考にする情報 |