サイトについて

方法論と検証基準

本サイトは、主張ごとに出典・確認日・根拠の強さ(A〜E)を表示します。誰が、どの資料で、どこまで確かめたかを、ページの上でたどれます。その基準を、このページで公開します。

最終更新:

根拠の強さ
A〜E
5段階。A がもっとも確かな根拠
品種の状態
4段階
商業栽培から歴史資料のみまで
名前の判定
4つ
正規品種・同義語・同名異種・未確定
個別ページの条件
6つ
そろった品種からページに
記録に残る品種名
約525
品種ごとに今の状態を表示

01 — 出典と根拠の強さ

根拠の強さ、A から E。

各ページ・各品種に、いちばん強い根拠の種類に応じて A〜E を表示します。A がもっとも確かな根拠で、B・C・D・E の順に続きます。

  1. 根拠の強さ A

    DNA鑑定の結果、研究機関に保存された株

    例
    DNA鑑定(SSR/SNP)による品種の同定、研究機関のコレクションに保存された株
    表示例
    サペラヴィ、ルカツィテリ
  2. 根拠の強さ B

    国際・公的機関の登録・統計・法令

    例
    国際的なブドウ品種の登録簿 VIVC、OIV、政府機関、PDOの規定
    表示例
    PDOページ
  3. 根拠の強さ C

    査読論文、学術機関、遺伝資源研究

    例
    ブドウ品種誌(アンペログラフィー、2012年)、考古学論文
    表示例
    歴史、保存品種
  4. 根拠の強さ D

    歴史的なブドウ品種誌

    例
    20世紀の品種誌
    表示例
    品種マスターリストだけに載る品種
  5. 根拠の強さ E

    生産者、輸入業者、専門メディア

    例
    生産者の説明、商品ページ、記事
    表示例
    調査中の名称

E(生産者・メディア)だけに基づく名前は「調査中」として区別します。生産者の説明は、品種全体の特徴ではなく、その生産者のワインの説明として紹介します。

02 — 品種の状態

品種が「いま、どこにあるか」。

約525の品種名には、今も広く栽培される品種から、研究機関の畑で保存される品種、記録に名前が残る品種まであります。品種ごとに、次の4段階で今の状態を示します。

  1. 商業栽培

    商業規模で栽培され、ワインが継続的に流通している。

  2. 少量・復興栽培

    限られた生産者が栽培し、流通は限られる。近年復興した品種を含む。

    次の段階へ
    複数の生産者による継続的な流通が確かめられたら「商業栽培」へ
  3. コレクション

    研究機関の畑や遺伝資源コレクションで、主に研究・保存のために育てられている。

    次の段階へ
    栽培・醸造の再開が確かめられたら「少量・復興」へ
  4. 歴史資料のみ

    文献に名前が残る品種。

    次の段階へ
    保存株が確かめられたら「コレクション」へ

03 — 名前の見分け方

一つの品種に、一つの正規名。

同じ品種が複数の名前で、別の品種が同じ名前で記録されることがあります。すべての名前を次の4つに分け、独立した品種(正規品種)ごとにまとめます。

正規品種

独立した品種として同定されている。

本サイトの扱い個別ページを持てる。品種マスターリストの主な行

同義語

正規品種の別名・表記ゆれ・他言語への転写。

本サイトの扱い正規品種のページにまとめる。品種マスターリストと検索から、同じ品種にたどり着ける

同名異種

同じ名前が、複数の別の品種を指す。

本サイトの扱い地域名などを付けて区別(例: ムツヴァネ・カフリ/ゴルリ・ムツヴァネ)

未確定

一次資料で確かめている途中の名前。

本サイトの扱い品種マスターリストに「調査中」として掲載

判定の手順

  1. 原綴りを確定する

    ジョージア語の綴りを品種誌と国際的なブドウ品種の登録簿 VIVC で確かめ、ラテン文字の標準名を対応させる。

  2. DNA情報を優先する

    DNA鑑定(SSR/SNP)の結果が公表されていれば、同義語・同名異種の判定はそれに従う。

  3. 資料間の違いを残す

    資料どうしが食い違うときは、一方を選ばず、その違いを記載する。

  4. 日本語表記を一つ決める

    原音に近い表記を標準とし、流通しているほかの表記は同義語として収録する。

04 — 個別ページの条件

資料がそろった品種から、ページにする。

品種は、資料のそろい方に応じて3つの形で公開しています。

サペラヴィなど14品種

詳しい解説ページ

名前の由来、味わい、スタイル、産地、DNA情報までそろった品種のページ。

ムテヴァンディディなど18品種

要点をまとめたページ

産地・別名・今の状態を、資料で確かめた事実で簡潔にまとめたページ。

収録する70名称すべて

品種マスターリスト

一覧の1行として掲載。行を開くと、名前・今の状態・資料を確かめられる。

個別ページを作る6つの条件

  1. 正規名と原綴りが確かめられている
  2. 同義語・同名異種の判定の状態が示されている
  3. 色、用途、地域または保存状況のいずれかが確かめられている
  4. 直接参照できる一次・公的・学術資料がある
  5. ほかのページの使い回しではない、固有の要約がある
  6. 関連ページへの内部リンクがある

条件がそろうまでは、品種マスターリストの行として、「歴史資料のみ」などの今の状態を添えて掲載します。

05 — 数値と味わいの記述

数字には基準年を、言葉には根拠を。

数値・統計

生産量、栽培面積、PDO数などは、出典と基準年を付けて記載します。出典年の違う数字は、同じ時点のものとして並べません。

「約525品種」は歴史の記録に残る品種名の数として書き、今の状態は品種ごとに示します。

味わい

味わいは、その品種やスタイルの代表的な姿を、資料と産地の記述に基づいて書きます。

品種ページの5軸バー(色の濃さ・タンニン・酸・ボディ・香りの強さ)は、代表的な辛口スタイルの相対的な目安です。

歴史の記述

「世界最古」「8000年」などの言葉は、考古学の証拠とあわせて書きます。確かめられた事実と、そこからの解釈を分けて示します。

言葉を使い分ける

ジョージアワイン、クヴェヴリ、アンバー(オレンジ)ワイン、自然派ワインは、それぞれ別の意味をもつ言葉として使い分けます。

06 — 更新と訂正

確認日を示し、訂正を反映する。

各ページに初回公開日と最終確認日を表示します。最終確認日は、内容を変えていなくても、出典と照合し直した日です。

訂正を反映する

誤りの指摘や新しい資料は、訂正依頼・情報提供のフォームで受け付け、確かめた内容を該当のページに反映します。

継続して更新する

主要な統計、PDO・法令、DNA研究、復興栽培の状況は、継続的に更新します。