急な斜面の小さな畑
畑は標高350〜650mの斜面に分布し、トゥヴィシの区域は400〜600m。急な斜面に、小さな畑が点在します。
01 — 位置
リオニ川沿いのトゥヴィシとアルパナ、ツヘニスツカリ川沿いのオクレシとズビ。谷ごとに、名前の付いたワインが生まれます。
02 — 気候と土壌
レチュフミの気候は湿潤な亜熱帯性に山地の影響が重なり、日中は暖かく夜は涼しく、秋が長く続きます。黒海側の湿った空気が谷に入り、東部とは対照的に雨の多い産地です。
畑は標高350〜650mの斜面に分布し、トゥヴィシの区域は400〜600m。急な斜面に、小さな畑が点在します。
トゥヴィシの周辺では、石灰質の粘土と崩れた石灰岩の上にできた腐植炭酸塩土が主体。砂質粘土に石灰岩や頁岩を含む土壌も広がります。
数値はPDO「トゥヴィシ」の規定(国立ワイン庁)によります。
03 — 品種
白はツォリコウリ。黒は「名のないブドウ」ウサヘロウリと、オルベリ村のオルベルリ。小さな谷で受け継がれてきた品種です。
04 — 造り方
トゥヴィシは、糖度の高いツォリコウリの発酵を途中で止めて造る天然の半甘口白です。PDOの規定では、人工的な加糖は認められていません。
ウサヘロウリは伝統的に天然半甘口の赤として造られ、2022年登録のPDOオクレシス・ウサヘロウリでは辛口、天然半辛口、天然半甘口の3つが認められています。辛口のツォリコウリも広く造られ、2025年4月には辛口の白・アンバーのPDO「レチュフミ」も加わりました。
| スタイル | 主な品種 | 味わいの傾向 |
|---|---|---|
| 天然半甘口の白(トゥヴィシ) | ツォリコウリ | 淡い金色、花の香り、酸に支えられた控えめな甘さ |
| 天然半甘口の赤 | ウサヘロウリ | 濃い色、森の果実の香り、穏やかな構造 |
| 辛口の白 | ツォリコウリ | 酸の生きた軽快さ |
05 — PDO
PDO(原産地呼称)は、区域・品種・製法を国が定めたワインの名前です。半甘口の白、希少品種の赤、辛口の白とアンバー。小さな産地に、3つの顔があります。
06 — よくある質問
ジョージア北西部、ラチャの西に隣接する山間の産地で、行政上はラチャ=レチュフミ・クヴェモ・スヴァネティ州ツァゲリ市にあたります。リオニ川とツヘニスツカリ川の谷の斜面に畑があり、ツォリコウリの天然半甘口白トゥヴィシと、希少な黒ブドウのウサヘロウリで知られます。
ツァゲリ市のリオニ川右岸、トゥヴィシ村とアルパナ村の周辺でツォリコウリ100%から造る天然半甘口(セミスイート)の白ワインです。発酵を途中で止めてブドウの糖を残し(残糖18〜45g/L)、人工的な加糖は認められていません。PDOとして2007年に登録されました。
「名のないブドウ」を意味する名を持つ、レチュフミの黒ブドウです。オクレシ、ズビなど数村で育ち、2023年にレチュフミで加工された量は34tでした。PDOオクレシス・ウサヘロウリ(2022年)では、辛口、天然半辛口、天然半甘口の赤が認められています。
3つです。天然半甘口白のトゥヴィシ(2007年)、ウサヘロウリの赤のオクレシス・ウサヘロウリ(2022年8月)、辛口の白とアンバーのレチュフミ(2025年4月)です。
どちらも同じ州の山間の産地です。東のラチャはアレクサンドロウリの天然半甘口赤フヴァンチカラ、西のレチュフミはツォリコウリの天然半甘口白トゥヴィシと、ウサヘロウリの赤で知られます。
07 — 飲んでみる
やさしい甘さの白から、ジョージアワインを始めてみませんか。ジョージアワイン専門店なら、天然の半甘口から辛口まで、好きな一本を選べます。
| 執筆 | ジョージアワインストア データベース編集部 |
| レビュー | 編集部(相互確認) |
| 初回公開 | 2026年9月4日 |
| 最終確認 | 2026年9月28日 |
| 根拠の強さ | B(公的資料。国立ワイン庁の産地区分・PDO仕様書・政府統計) |
| 主要出典 | 国立ワイン庁の産地区分・PDO仕様書、2014年農業センサス(geostat)、国立ワイン庁 ブドウ畑カダストル(2023年)、国立ワイン庁 年次報告2023(品種別の加工量)。詳細は出典一覧 |
| 注記 | 味わいとスタイルは、この地域の代表的なワインの傾向として記しています。統計の基準年は本文と出典一覧に記載しています。 |
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