白品種 ・ ワイン用 ・ VIVC 10116

ルカツィテリ

Rkatsiteli ・ რქაწითელი

ルカツィテリは、ジョージアで最も広く栽培される白ブドウ品種です。しっかりした酸と穏やかな香りを持ち、ステンレスタンクの辛口白からクヴェヴリ醸造のアンバー(オレンジ)ワインまで、あらゆるスタイルの土台となります。PDO(原産地呼称)ツィナンダリの主体品種であり、旧ソ連圏を中心に国外でも栽培されています。

რქაწითელი Rkatsiteli
果皮色
黄緑〜琥珀がかった粒
主産地
カヘティ
ジョージア全域・旧ソ連圏
現存状態
商業栽培
白品種で最大の栽培面積
成熟期
晩生
収穫は9月末〜10月
検証レベル
レベル1
DNA・アクセッション確認済

検証レベルの定義は方法論を参照。出典は出典一覧に記載。

01 — 名称

「赤い蔓」という名。

「ルカツィテリ(რქაწითელი)」はジョージア語で「赤い角(つの)」を意味します(rka=角、転じて枝、tsiteli=赤)。赤みを帯びる若枝の姿に由来するとされます。

表記の揺れはすべて本ページに統合しています。どの表記でも同一品種です。

「赤い蔓」という名
表記種類
ルカツィテリ日本語(本サイト標準)
ルカチテリ / カツィテリ日本語の揺れ
Rkatsiteliラテン文字標準名
რქაწითელიジョージア語原綴り
Ркацителиロシア語転写(ソ連時代の文献・流通)
Rkatzitelli 等英語綴りの揺れ

02 — 味わい

味わいのプロファイル。

辛口白(近代的製法)の一般的傾向です。クヴェヴリ醸造のアンバーでは色とタンニンが大きく増します。

典型的な風味

青リンゴ、柑橘、かりん、白い花の控えめな香り。高い酸が全体を引き締め、クリーンで飲み疲れしない味わいです。クヴェヴリで醸すと琥珀色になり、紅茶、ドライフルーツ、胡桃のニュアンスと白ワインにはないタンニンが現れます。

合わせる料理

辛口白は白身魚、天ぷら、鶏肉、ハーブを使った料理、フレッシュチーズなど和食とも合わせやすい定番です。アンバーは発酵食品や熟成チーズ、スパイス料理と。ペアリング詳細へ

03 — スタイルと産地

辛口、アンバー、ブレンド。3つのルカツィテリ。

晩熟で酸を保ったまま熟すルカツィテリは、どこで・どう仕込むかで別の顔を見せます。乾燥したカヘティの大陸性気候が、その幅を支えています。

辛口白(近代的製法)

ステンレスタンクで果皮接触なし。淡い麦わら色、クリーンな果実味と高い酸。最も流通量の多いスタイル。

この味の産地

カヘティ全域

アラザニ渓谷を中心に、近代的設備を持つワイナリーで広く生産。

ブレンド(ツィナンダリ)

ルカツィテリ主体にムツヴァネ・カフリを加えた辛口白。酸の骨格に芳香が重なる、ジョージアの古典的な白。

この味の産地

PDO ツィナンダリ

アラザニ右岸(テラヴィ市)の特定区域。ルカツィテリ85%以上、ムツヴァネ・カフリ15%以下の規定を持つ呼称。

栽培メモ: 晩生(収穫9月末〜10月)・寒さへの耐性が比較的高い・多収になりやすく、品質重視の生産では収量管理が重要。耐寒性は旧ソ連圏へ広まった一因。

04 — データ

DNA・アクセッション情報。

ルカツィテリはVIVC(国際品種カタログ)に10116番で登録され、SSRマーカーによるプロファイルが複数の研究で公表されています。ジョージア国内外の遺伝資源コレクションに保存アクセッションが存在し、交配親としても複数の品種に使われています。

詳細な参照情報は出典一覧および品種マスターリスト(CSV / JSON)で公開しています。

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執筆ジョージアワインストア データベース編集部
レビュー編集部(品種データ担当が相互確認)
初回公開2026年9月3日
最終確認2026年9月4日
検証レベル1(DNA・アクセッション確認済み)
主要出典VIVC、OIV統計、査読論文

検証レベルの定義は方法論、運営体制はこのサイトについてを参照。

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