ジョージアの辛口白ワイン ・ カヘティ ・ PDO

ツィナンダリ

Tsinandali ・ წინანდალი

ツィナンダリ(Tsinandali、チナンダリとも)とは、ジョージア・カヘティ地方のアラザニ川右岸、テラヴィ市の特定区域で、ルカツィテリ(85%以上)とムツヴァネ・カヘティから造られる辛口の白ワインです。名前は産地呼称(PDO)で、規定を満たしたワインだけが名乗れます。仕様書は自然に流れ出た果汁を20℃以下で完全に発酵させる製法、残糖4g/L以下、アルコール11%以上を定めています。19世紀の貴族チャフチャヴァゼの領地に始まり、1892年のシカゴ万博で最高評価を得た、ジョージアワインの旗艦と呼ばれる白。同じ区域のサペラヴィから造る赤のツィナンダリも仕様書に定められています。2005年に登録番号3として登録。

タイプ
辛口の白
残糖4 g/L以下。赤もあり
品種
ルカツィテリ
85%以上、ムツヴァネ15%まで
産地
カヘティ
テラヴィ市の15村、アラザニ川右岸
登録
2005年
登録番号3(8月30日)
根拠の強さ
B
公的資料。PDO仕様書で確認

出典は国立ワイン庁の仕様書(英訳版)。公式の登録ページ(英語) ・ 根拠の強さ(A〜E)の定義は方法論を参照。

01 — 規定

ツィナンダリを名乗るための数字。

仕様書は、ブドウの熟度から瓶の中の成分までを数値で定めています。数字は白のツィナンダリのもので、赤の値は一覧表に載せています。

残糖
4g/L 以下
辛口。白も赤も、ブドウの糖を最後まで発酵させる
アルコール度数
11% 以上
実アルコール。総アルコールは15%以下
収穫時の糖度
19% 以上
完熟したブドウだけを使う
酸度
5g/L 以上
白の骨格をつくる酸の下限
収量
10t/ha
ルカツィテリ。ムツヴァネは8 t/ha
搾汁
650L 以下
ブドウ 1 t から
エキス分
16g/L 以上
白の値。赤は22 g/L以上
畑の標高
350–700m
ツィヴ・ゴンボリ山系の森の斜面からアラザニ渓谷まで
仕様の一覧表を開く(全12項目、赤の規定を含む)
ツィナンダリの仕様の要点
タイプ白・辛口(色は淡い麦わら色)と、赤・辛口(色は濃い赤)の2種
使用品種白: ルカツィテリ85%以上、ムツヴァネ・カヘティ15%以下。赤: サペラヴィのみ。他品種の使用は禁止
地域・区域カヘティ地方テラヴィ市、アラザニ川右岸(北緯41°54′・東経45°35′)。ツィヴ・ゴンボリ山系の北東の森の斜面から山麓・アラザニ渓谷まで。北西をチュマ渓谷、南東をアクリ渓谷に区切られ、アクラ、ヴァンタ、ブシェティ、クヴェモ・ホダシェニ、ツィナンダリ、キシスヘヴィ、コンドリ、ナサムフラリ、シャラウリ、クルドゲラウリ、ヴァルディスバニ、ルイスピリ、カラジャラ、グルグラ、イカルトの15村を含む
畑標高350〜700m。畝間1〜3m、株間0.8〜1.5m、幹の高さ60〜90cm。剪定は片側式、ジョージア式両側、または自由
収穫と輸送完熟ブドウのみ、収穫時の糖度19%以上。輸送は木箱・プラスチック箱、またはステンレス製か専用塗装の荷台。ポリエチレンの袋は使用不可
収量ルカツィテリとサペラヴィは10t/ha以下、ムツヴァネ・カヘティは8t/ha以下。ブドウ1tからワイン650L以下
製法白: 自然に流れ出た果汁(フリーラン)を静置してから20℃以下で完全発酵、その後亜硫酸添加。赤: 除梗した果醪を30℃以下で完全発酵、マロラクティック発酵、亜硫酸添加
成分白: アルコール11%以上(総15%以下)、残糖4g/L以下、酸度5g/L以上、揮発酸1g/L以下、エキス分16g/L以上、総亜硫酸200mg/L以下。赤: アルコール11%以上、残糖4g/L以下、酸度5g/L以上、揮発酸1.2g/L以下、エキス分22g/L以上、総亜硫酸150mg/L以下
熟成任意。熟成せずに瓶詰めしてもよい。熟成する場合は木樽で6か月以上
醸造場所ブドウは区域内の畑のものに限る。醸造は区域内、または区域外でもカヘティ栽培地域内であれば可。流通は瓶詰めのみ
表示ラテン文字で「TSINANDALI」、「Protected Designation of Origin」または「PDO」
登録・管理登録番号3、2005年8月30日。申請者・管理機関は国立ワイン庁

数値は仕様書(英訳版、2023年1月印刷)に基づきます。原語版と相違がある場合は原語版が優先されます。

02 — 産地

ツィナンダリの産地、テラヴィの森の斜面と渓谷。

ツィナンダリの区域は、アラザニ渓谷の南側(右岸)、テラヴィ市の一帯です。ツィヴ・ゴンボリ山系の北東を向く森の斜面から、山麓、そしてアラザニ渓谷の平地まで。北西をチュマ渓谷、南東をアクリ渓谷に区切られ、畑は標高350〜700mに広がります。

仕様書は区域を15の村で示しています。アクラ、ヴァンタ、ブシェティ、クヴェモ・ホダシェニ、ツィナンダリ、キシスヘヴィ、コンドリ、ナサムフラリ、シャラウリ、クルドゲラウリ、ヴァルディスバニ、ルイスピリ、カラジャラ、グルグラ、イカルト。土壌の説明は村ごとの畑の名前(ツィナンダリ村の「テリアニ」区画など)にまで及び、テリアニはそれ自体が別のPDOの名前でもあります。

地域

カヘティ

ジョージア最大のワイン産地。アラザニ渓谷の北側(左岸)と南側(右岸)で土壌と日照が異なり、PDOの区分にも反映されています。

区域内の畑の名前を持つ、別の呼称

テリアニ

ツィナンダリ村の「テリアニ」区画に由来する、カベルネ・ソーヴィニヨンの辛口赤のPDO。同じテラヴィの右岸にあります。

03 — 気候と土壌

年2,300時間の日照と、粘土の褐色土、気候と土壌を解説。

仕様書は、穏やかな冬と暑い夏、多くの日照、そして炭酸塩を含む粘土質の褐色土が、ルカツィテリとサペラヴィの品質をつくると説明しています。

年間の日照は2,300時間を超える。快晴の日は年に52〜82日、生育期に36〜55日。仕様書は、この日射と暑い夏、穏やかな冬の組み合わせを、ツィナンダリの品質の第一の条件に挙げています。

年平均気温
12.4℃
7〜8月は23.2℃、1月は+0.9℃
降水量
845mm
年間。うち生育期に644mm。5月が最多(157mm)
生育期
208日
気温10℃以上。4月8日から11月3日まで
相対湿度
70%
年平均。8月は60%、11月は77%

山側の褐色土

2005年6〜7月の調査にもとづき、仕様書は土壌を9種に分けています。区域の上部(山側)は森林褐色土・褐色土・草地褐色土で、厚さ70〜100cm、腐植層30〜50cm。中〜重い粘土質が主体です。仕様書は村ごとの畑の名前で土壌を対応づけており、ツィナンダリ村の「テリアニ」区画は草地褐色土に当たります。

渓谷側の沖積土と崩積土

山麓から渓谷へ下ると、崩積・沖積性の土壌がより深く(100〜150cm、腐植層40〜50cm)なり、アラザニ段丘の縁には沖積土が並びます。腐植は1.0〜2.5%と少なく、炭酸カルシウムは2.5〜16%、pHはアルカリ性。仕様書は、この炭酸塩と礫を含む土壌が高品質のワインの条件をつくると記しています。

気候と土壌の数値は、仕様書 第9章「品質・評判と地理的区域との結びつき」によります。気温の絶対最低は−10℃、極値は−23℃と+38℃。卓越風は西(33%)と東(23%)、平均風速1.7m/s、強風の日は年10日。

04 — 品種

ツィナンダリのブドウは、ルカツィテリとムツヴァネ。

白のツィナンダリはルカツィテリ85%以上に、ムツヴァネ・カヘティを15%まで。赤のツィナンダリはサペラヴィのみ。どちらも他品種は禁止で、ブドウは区域内の畑で収穫したものに限られます。

ツィナンダリの主品種ルカツィテリの房。黄金色がかった楕円形の果粒が密に付いた房(イメージ)

Rkatsiteli ・ 白

ルカツィテリ

カヘティで最も広く植えられる白品種。高い酸と控えめな香りが、ムツヴァネの華やかさを受け止める土台になる。

15%まで加えられる品種

ムツヴァネ・カヘティ

「緑」を意味する名の白品種。花や果実の香りをワインに添える役割で、収量はルカツィテリより低い8t/haに制限されています。

赤のツィナンダリ

サペラヴィ

同じ区域のサペラヴィから造る辛口赤も、仕様書は「ツィナンダリ」と定めています。除梗して30℃以下で完全発酵し、マロラクティック発酵を行います。

05 — 造り方

ツィナンダリの白は、静かな果汁を低温で発酵させる。

白のツィナンダリは、自然に流れ出た果汁を静置してから20℃以下で完全に発酵させる、澄んだ造り。仕様書が定める流れを、畑から出荷まで順に追います。

  1. 完熟を待つ

    使えるのは完熟したブドウだけ。収穫時の糖度は19%以上。収量はルカツィテリ10t/ha、ムツヴァネ8t/ha以下です。

  2. 傷めずに運ぶ

    輸送は木箱かプラスチック箱、またはステンレス製か専用塗装の荷台で。ポリエチレンの袋は使えません。

  3. 流れ出た果汁を、澄ませる

    白は圧搾せず自然に流れ出た果汁(フリーラン)を使い、発酵の前に静置して澱を沈めます。

  4. 低温で最後まで発酵させる

    白は20℃以下で完全にアルコール発酵し、最後に亜硫酸を加えます。糖は4g/L以下、アルコールは11%以上に。熟成は任意で、行うなら木樽で6か月以上。

  5. 瓶で届ける

    醸造は区域内か、区域外でもカヘティ栽培地域内。流通できるのは瓶に詰めたものだけで、ラベルには「TSINANDALI」と「PDO」の表示が入ります。

06 — 歴史

ツィナンダリの歴史。詩人の領地から、シカゴ万博へ。

仕様書によれば、ツィナンダリは19世紀の貴族アレクサンドレ・チャフチャヴァゼの領地でジョージアのワイン造りの近代化が始まった場所であり、いまもジョージアワインの旗艦とみなされています。

  1. 19世紀初め
    チャフチャヴァゼの領地
    貴族のなかで特別な地位にあったアレクサンドレ・チャフチャヴァゼが、ツィナンダリの領地でワイン造りに投資し、蒸留所も建てました。封建的な経営から資本主義的な経営への最初の転換で、ワインの品質が上がり、その名はロシアとヨーロッパに知られました。
  2. 1880年〜
    帝室領となり、約2,000haを再編
    ロシア帝国の帝室領地局がチャフチャヴァゼ家をはじめとする貴族から、ツィナンダリ村と周辺の約2,000ヘクタールを買い上げ、畑の集約と再建を進めました。
  3. 1886〜87年
    2階建ての酒蔵工場と宮殿
    容量15万バケツの酒蔵工場、宮殿、樽工房が建てられ、圧搾機やポンプなど最新の設備が導入されます。ヨーロッパで学んだ専門家が招かれ、1880年から「ルカツィテリ・ツィナンダリ No.13」「グリーン・ツィナンダリ 14」「サペラヴィ・ツィナンダリ 16」といった高品質のワインが造られました。
  4. 1892年
    シカゴ万博で最高評価
    ツィナンダリのワインがシカゴの国際博覧会で最高の評価を得ます。1897年にはツィナンダリにブドウ栽培・醸造・園芸を教える3年制の学校が開かれました。
  5. 1990年まで
    金10・銀9のメダル
    数多くのコンクールと展示会で受賞を重ね、仕様書は「いまもジョージアワインの旗艦とみなされている」と記しています。
  6. 2005年8月
    PDOとして登録
    登録番号3。申請者は国立ワイン庁。同じ日にムクザニ(2)とアハシェニ(4)も登録されました。

07 — 味わい

ツィナンダリの味わいとは?

草原の花と、柑橘の香り。

ツィナンダリを注いだグラス(イメージ)
  • 色
    淡い麦わら色
    仕様書が定める色
  • 口当たり
    繊細で、やわらか
    調和がとれ、快活で上品
  • 香り
    草原の花・果実・柑橘
    熟成で果実のブーケが強まる
  • 甘さ
    残糖 4 g/L 以下
    辛口。糖は最後まで発酵させる
  • 酸
    5 g/L 以上
    白の骨格をつくる

仕様書が定める味わい

白: 淡い麦わら色。完成度が高く、繊細でやわらかく調和がとれ、快活で上品。土地を特徴づける香りに、草原の花・果実・柑橘のトーン。熟成により果実のブーケが強く現れる。

赤のツィナンダリ

濃い赤色。完成度が高く、フルで抽出感があり、ベルベットのようで調和がとれ、土地を特徴づける香りを持つ。熟成により果実のブーケが強く現れる。流通量は白よりはるかに少ないとされます。

ツィナンダリの飲み方: 温度と合う料理

白はよく冷やして(8〜12℃前後)供されることが多く、川魚や鶏、ハーブとクルミを使うジョージア料理、チーズと合わせる例が紹介されます。

08 — 似たPDOと比べる

ツィナンダリと似たジョージアワインの違い。

カヘティの辛口白のPDOは、品種と畑の場所で名前が分かれます。数値は各PDOの仕様書によります。

  • ツィナンダリ
    カヘティ、テラヴィ(アラザニ川右岸)
    残糖4g/L 以下
    辛口白(赤もあり)
    ルカツィテリ85%以上 + ムツヴァネ
  • カヘティ、外カヘティ(サガレジョ)
    残糖4g/L 以下
    辛口白
    ムツヴァネ・カヘティ
  • カヘティ、グルジャアニ(右岸)
    残糖4g/L 以下
    辛口白
    ルカツィテリ
  • カヘティ、グルジャアニ(右岸)
    残糖4g/L 以下
    辛口白
    ルカツィテリ
  • カヘティ、テラヴィ(左岸)
    残糖4g/L 以下
    辛口白・赤
    ルカツィテリ(白)、サペラヴィ(赤)

09 — 名乗る条件

ツィナンダリを名乗る条件は、4 つ。

区域・品種・製法・成分。国立ワイン庁の仕様書が定める 4 つを満たしたワインだけが、ツィナンダリを名乗れます。

ツィナンダリのラベルが貼られた白ワインのボトル(イメージ)
  1. 区域カヘティ、アラザニ川右岸のテラヴィ市15村の畑
  2. 品種白はルカツィテリ85%以上 + ムツヴァネ・カヘティ15%以下、赤はサペラヴィのみ
  3. 製法白は自然に流れ出た果汁を静置し、20℃以下で完全発酵。熟成するなら木樽で6か月以上
  4. 成分残糖 4 g/L 以下、アルコール 11% 以上、酸 5 g/L 以上、エキス分 16 g/L 以上(赤は 22)

ツィナンダリ村と、PDOのツィナンダリ

ツィナンダリはテラヴィ市の村の名前で、チャフチャヴァゼの領地と宮殿で知られます。PDOの区域は村より広く、周辺の15村を含みます。ラベルの「ツィナンダリ」はPDO名であり、ツィナンダリ村の畑に限られるわけではありません。

ルカツィテリ=ツィナンダリではない

ツィナンダリの白は必ずルカツィテリが主体ですが、ルカツィテリのワインがすべてツィナンダリなわけではありません。区域外の畑のもの、ムツヴァネが15%を超えるもの、クヴェヴリで果皮とともに醸したアンバーワインは、ツィナンダリと名乗れません。

名前は商標ではなく PDO(原産地呼称)。申請者は国立ワイン庁で、規定に適合したワインだけがこの名前を名乗れます。ボトルの写真はイメージです。

10 — よくある質問

よくある質問。

ツィナンダリとは、どんなワインですか?

ジョージア東部カヘティ地方、アラザニ川右岸のテラヴィ市の特定区域で、白ブドウのルカツィテリ(85%以上)とムツヴァネ・カヘティから造られる辛口の白ワインです。自然に流れ出た果汁を低温で完全に発酵させる製法が仕様書で定められ、残糖4g/L以下、アルコール度数11%以上。名前は産地呼称(PDO)で、2005年に登録されました。仕様書は同じ区域のサペラヴィから造る赤のツィナンダリも定めています。

ツィナンダリは甘いワインですか?

いいえ、辛口です。仕様書は残糖を4g/L以下と定めています。淡い麦わら色で、草原の花・果実・柑橘の香りを持ち、酸度5g/L以上の骨格を備えます。

赤のツィナンダリもありますか?

はい。仕様書は白(ルカツィテリ + ムツヴァネ)と赤(サペラヴィのみ)の2種を定めています。赤は濃い赤色の辛口で、除梗した果醪を30℃以下で完全発酵させ、マロラクティック発酵を行います。市場で見かけるツィナンダリの多くは白です。

ツィナンダリに使うブドウは何ですか?

白はルカツィテリ85%以上とムツヴァネ・カヘティ15%以下、赤はサペラヴィのみです。他品種の使用は禁止されています。ブドウは区域内の畑で収穫したものに限られ、収穫時の糖度は19%以上、収量はルカツィテリとサペラヴィが10t/ha以下、ムツヴァネが8t/ha以下です。

どこで造られますか?

ジョージア東部、カヘティ地方のテラヴィ市、アラザニ川の右岸です。ツィヴ・ゴンボリ山系の森の斜面から山麓、アラザニ渓谷までの一帯で、仕様書はアクラ、ヴァンタ、ブシェティ、クヴェモ・ホダシェニ、ツィナンダリ、キシスヘヴィ、コンドリ、ナサムフラリ、シャラウリ、クルドゲラウリ、ヴァルディスバニ、ルイスピリ、カラジャラ、グルグラ、イカルトの15村を区域としています。醸造は区域内か、区域外でもカヘティ栽培地域内で行います。

いつから造られていますか?

仕様書によれば、19世紀初めにアレクサンドレ・チャフチャヴァゼの領地で近代的なワイン造りが始まり、1880年からは帝室領地局のもとで高品質のワインが造られ、1892年のシカゴ万博で最高評価を得ました。1990年までに金10・銀9のメダルを受け、PDOとしての登録は2005年8月30日(登録番号3)です。

ツィナンダリは必ず樽で熟成していますか?

いいえ。現行の仕様書では熟成は任意で、熟成せずに瓶詰めしてもかまいません。熟成を行う場合は木樽で6か月以上と定められています。熟成の有無や長さは生産者やラベルの情報で確認します。

「TSINANDALI」と書かれたワインは、すべて同じ生産者のものですか?

いいえ。ツィナンダリは商標ではなくPDO(原産地呼称)の名前で、申請者は国立ワイン庁です。複数の生産者がこの名前でワインを造っており、いずれも仕様書の区域・品種・製法・成分の規定に適合している必要があります。

ツィナンダリのワインは、どこで買えますか?

ジョージアワインの専門店や輸入元の通販で入手できます。ラベルに「TSINANDALI」と PDO の表示があるものを選ぶと確実です。ジョージアの白でよく見かける呼称のひとつで、辛口の白を探すときの目印になります。

出典と検証。

本ページの規定に関する記述は、国立ワイン庁(LEPL National Wine Agency)が公開するPDO「ツィナンダリ」仕様書(登録番号3、2005年8月30日登録)の英訳版に基づきます。気候・土壌・歴史の記述も同仕様書の「地理的要因との関連」の章によります。

根拠の強さ(A〜E)の定義は方法論、出典の一覧は出典ページを参照してください。

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執筆ジョージアワインストア データベース編集部
レビュー編集部(相互確認)
初回公開2026年9月4日
最終確認2026年9月24日
根拠の強さB(公的資料。PDO仕様書・法令)
主要出典国立ワイン庁 PDO仕様書「Tsinandali」(英訳版)、国立ワイン庁PDO登録一覧
注記味わいの記述は一般的傾向。仕様書の数値は英訳版に基づく。赤のツィナンダリの流通量に関する記述は一般的傾向

根拠の強さ(A〜E)の定義は方法論、運営体制はこのサイトについてを参照。