確認されている事実
土器からの化学的検出
トビリシ南方の新石器時代遺跡(ガダチリリ・ゴラ、シュラヴェリス・ゴラ)から出土した土器の内面に、酒石酸などブドウ酒に特徴的な成分が検出されました。年代は紀元前6000〜5800年ごろ。2017年に国際共同研究チームが査読誌で発表しています。
ユーラシアで最古級の、ブドウ酒づくりの証拠です。
01 — 8000年の中身
考古学の証拠と、文献で追える時代。8000年を1本の帯で見てみます。
オレンジは考古学的証拠のある時期、緑は文献で連続が追える時期です。帯の長さは模式です。
確認されている事実
トビリシ南方の新石器時代遺跡(ガダチリリ・ゴラ、シュラヴェリス・ゴラ)から出土した土器の内面に、酒石酸などブドウ酒に特徴的な成分が検出されました。年代は紀元前6000〜5800年ごろ。2017年に国際共同研究チームが査読誌で発表しています。
ユーラシアで最古級の、ブドウ酒づくりの証拠です。
8000年の読み方
「世界最古」の答えは、醸造と栽培のどちらの証拠を見るか、地域をどう区切るかで決まります。近隣地域の古い証拠とあわせて、研究が続いています。
8000年の歴史は、新石器時代の土器、青銅器時代の貯蔵甕、4世紀以降の文献といった証拠を、点としてつないで読むものです。
02 — 年表
左の帯は時代の順を示す模式で、長さは年数と別に描いています。
03 — 品種に残る歴史
記録に残る約525の品種名は、この歴史の堆積そのものです。ソ連時代に商業栽培から消えた品種の多くは研究機関のコレクションで保存され、DNA解析で「名前は違っても同じ品種」「名前は同じでも別の品種」といった関係の整理が進んでいます。
本サイトの品種データベースは、こうした歴史的経緯を「今の状態」(商業栽培/少量・復興栽培/コレクション/歴史資料のみ)として品種ごとに記録しています。
04 — よくある質問
約8000年です。ジョージア南部の新石器時代の遺跡(ガダチリリ・ゴラ、シュラヴェリス・ゴラ)から出土した土器の内面に、紀元前6000〜5800年ごろのブドウ酒の成分が検出されました。2017年に国際共同研究チームが査読誌で発表しています。
最古級のワインづくりの証拠が見つかっている地域の一つです。ジョージアの土器の痕跡は、ユーラシアで最古級のブドウ酒づくりの証拠にあたります。近隣地域の古い証拠とあわせて、研究が続いています。
2013年です。登録されたのは「クヴェヴリによる伝統的ワイン醸造法」で、伝統製法の再評価が国際的に進むきっかけになりました。クヴェヴリの解説
ソ連向けの供給を目的に生産は量重視になり、栽培品種はルカツィテリとサペラヴィなど少数に集約されました。商業栽培から姿を消した多くの土着品種は、研究機関のコレクションで保存されました。
最大の輸出市場を失ったことが、品質の向上と、欧米・アジア市場の開拓の転機になりました。
キシやアレクサンドロウリなど、一度衰退した品種の復興栽培が広がっています。キシはソ連時代にほぼ消え、2000年代に復興した白品種です。キシの品種ページ
05 — 飲んでみる
紀元前6000年の土器に始まる、ブドウとワインの文化。いまのジョージアワインを、グラスで確かめる。