ジョージアの辛口白ワイン ・ カルトリ ・ PDO

アテニ(アテヌリ)

Ateni (Atenuri) ・ ატენი (ატენური)

アテヌリ(Atenuri)とは、ジョージア中部カルトリ地方のゴリの南、ムトクヴァリ(クラ)川右岸のタナ渓谷にある特定区域で、チヌリとゴルリ・ムツヴァネから造られる辛口の白ワインです。登録名は「アテニ」、追加の表示が「アテヌリ」で、ラベルにはアテヌリと記されます。名前は産地呼称(PDO)で、規定を満たしたワインだけが名乗れます。仕様書は辛口の白のほかにスパークリングも定め、自然流下の果汁の完全発酵、残糖4g/L、アルコール11%以上、そして処理・醸造・瓶詰めをすべて区域内で行うことを求めています。11世紀の「王の畑」に始まり、冷たいセラーで自然に泡を残す製法で知られた谷のワイン。2007年に登録番号792として登録されました。

タイプ
辛口の白
スパークリングも定める
品種
チヌリ
ゴルリ・ムツヴァネ、アリゴテと
産地
カルトリ
ゴリの南、タナ渓谷の7村
登録
2007年
登録番号792(12月10日)
根拠の強さ
B
公的資料。PDO仕様書で確認

出典は国立ワイン庁の仕様書(英訳版)。公式の登録ページ(英語) ・ 根拠の強さ(A〜E)の定義は方法論を参照。

01 — 規定

アテヌリを名乗るための数字。

仕様書は、ブドウの熟度から瓶の中の成分までを数値で定めています。以下は辛口の白の数値で、スパークリングの数値は一覧表に併記しました。

残糖
4g/L
辛口。英訳版は「4 g/L」とだけ記す。ブドウの糖を最後まで発酵させる
アルコール度数
11% 以上
スパークリングは10.5%以上
収穫時の糖度
18% 以上
カヘティの白(19%)よりやや低い。酸を残す
酸度
5g/L 以上
白の骨格をつくる酸の下限
収量
10t/ha
畑 1 ヘクタールあたり
搾汁
650L 以下
ブドウ 1 t から(1 ha から 5,200 L 以下)
エキス分
16g/L 以上
糖を除いた成分の濃さ
畑の標高
580–750m
トリアレティ山脈の北麓、タナ渓谷
仕様の一覧表を開く(全12項目)
アテヌリの仕様の要点
名前登録名は「ATENI」、追加の表示が「ATENURI」。ラベルにはラテン文字で「ATENURI」と記す
タイプ白の辛口、およびスパークリング(発泡・微発泡)。辛口の白の色は淡い麦わら色から麦わら色、スパークリングは淡い麦わら色
使用品種チヌリ、ゴルリ・ムツヴァネ、アリゴテ(「および/または」)。区域内で収穫したもの。他品種は禁止
地域・区域内カルトリ栽培地域の中央部、ゴリ市の南、ムトクヴァリ(クラ)川右岸。トリアレティ山脈北斜面の山麓、タナ渓谷。ジェビリ、ガルダテニ、パタラ・アテニ、デゲウラ、チェチェラアントゥバニ、ディディ・アテニ、プハアントゥバニの各村
畑標高580〜750m。畝間1〜2.5m、株間0.8〜1.5m、幹の高さ60〜90cm。剪定は片側式、ジョージア式両側、または自由
収穫と輸送収穫時の糖度18%以上。輸送は木箱・プラスチック箱、または容量80kg以下の防水シート。ポリエチレンの袋は使用不可
収量10t/ha以下。ブドウ1tからワイン650L以下(1haから5,200L以下)
製法辛口の白は自然流下(圧搾しない)の果汁の完全アルコール発酵。スパークリングは瓶内二次発酵またはタンク方式。使用できる操作・材料はジョージアの法令が認めるものに限る
成分辛口の白: アルコール11%以上、残糖4g/L、エキス分16g/L以上、酸度5g/L以上。スパークリング: アルコール10.5%以上、エキス分16g/L以上、酸度5g/L以上、残糖は法令の区分による
熟成・出荷スパークリングは二次発酵から瓶内方式で9か月、タンク方式で6か月を経てから出荷できる
醸造場所ブドウは区域内の畑のものに限り、処理・醸造・瓶詰めのすべてを区域内で行う。流通は容器に詰めたもののみ
登録・管理登録番号792、2007年12月10日。申請者・管理機関は国立ワイン庁

数値は仕様書(英訳版)に基づきます。原語版と相違がある場合は原語版が優先されます。残糖は英訳版に「4 g/l」とだけ記されており、他のPDOと同じく上限として読んでいます。

02 — 産地

アテヌリの産地、山にかこまれたタナ渓谷。

アテヌリの区域は、カヘティではなくジョージア中部のカルトリ地方、ゴリの町の南に開くタナ渓谷です。ムトクヴァリ(クラ)川の右岸から、トリアレティ山脈の北麓へ谷をさかのぼる一帯で、畑は標高580〜750mにあります。ムトクヴァリ渓谷に吹く北西と南東の強い風は、山脈から延びるサツヘニシとツェレティの尾根にさえぎられ、谷の奥では弱まると仕様書は記しています。

区域はジェビリ、ガルダテニ、パタラ・アテニ、デゲウラ、チェチェラアントゥバニ、ディディ・アテニ、プハアントゥバニの7村。ブドウの処理、醸造、瓶詰めのすべてを区域内で行うと定められた、ジョージアのPDOで最も厳しい場所の規定のひとつです。

地域

カルトリ

ジョージア中部、ムトクヴァリ川流域の産地。カヘティより乾いて冬が寒く、チヌリやゴルリ・ムツヴァネなど酸の高い白ブドウと、スパークリングの伝統で知られます。

東の、もうひとつのムツヴァネ

マナヴィ

外カヘティのムツヴァネ・カフリ100%の辛口白のPDO。アテヌリのゴルリ・ムツヴァネは名前が似ていますが別の品種で、カルトリの固有種です。

03 — 気候と土壌

年560ミリ、乾いた谷の白、気候と土壌を解説。

仕様書は、暑い夏と寒い冬、少ない雨、そして重い壌土の褐色土と沖積土が、チヌリとゴルリ・ムツヴァネに酸の生きた白の性格を与えると説明しています。

年間降水量は560mm(標高680m地点)。カヘティの白の産地(800mm前後)よりずっと少なく、暖かい季節の降水は344mm以下。7月中旬から10月初めまでの112日間は蒸発が降水を上回り、7〜8月は畑への灌水が必要になると仕様書は記しています。

年平均気温
10.7℃
8月は22℃、1月は−1.5℃。夏は暑く冬は寒い
日照
2,200–2,300時間
年間。生育期に1,500〜1,700時間
積算温度
3,450℃
10℃以上の積算。カヘティ(3,900前後)より低い
生育期間
192日
日平均10℃以上。4月16日から10月25日まで

褐色土と沖積土

仕様書は土壌を褐色土と沖積土の2種に分け、崩積土・洪積土が小さな斑点のように点在するとしています。土の厚さは0.7〜1.5m、腐植の層は30〜60cm。重い壌土からやや粘土質で、物理的粘土は40〜70%です。

炭酸塩は少なめ、カルシウムは多い

炭酸塩は0.2〜14%と少なめで、pHは7.2〜8.2の弱〜中アルカリ性。腐植は0.5〜3.25%。窒素とリンは乏しい一方、吸着塩基(カルシウムとマグネシウム)の合計は20〜54meq/100gと高く、その大半がカルシウムです。

気候と土壌の数値は、仕様書 第10章「品質・評判と地理的区域との結びつき」によります。気候は「穏やかなステップから穏やかな湿潤へ移り変わる、適度に湿った亜熱帯」。生育期の終わりは英訳版で「25.IX」と記されていますが、192日という日数と「10月末」の記述から10月25日として読みました。

04 — 品種

アテヌリのブドウは、チヌリとゴルリ・ムツヴァネ。

仕様書は、区域内で収穫したチヌリ、ゴルリ・ムツヴァネ、アリゴテを「および/または」で並記し、他品種を禁止しています。主役はカルトリ固有の2品種です。

アテヌリの品種チヌリの房。黄緑色の丸い果粒が付いた中くらいの房(イメージ)

Chinuri ・ 白

チヌリ

カルトリ固有の白ブドウ。高い酸と軽やかな果実味が、辛口の白にもスパークリングにも向く。

カルトリ固有の白

ゴルリ・ムツヴァネ

「ゴリの緑」を意味するカルトリの白ブドウ。カヘティのムツヴァネ・カフリとは別品種で、チヌリとともにアテヌリの香りと酸をつくります。

認められる第3の品種

アリゴテ

フランス原産の白ブドウ。仕様書は3番目の品種として使用を認めていますが、仕様書が「結びつき」の章で名を挙げる特徴的な品種はチヌリとゴルリ・ムツヴァネです。

05 — 造り方

アテヌリの辛口は、谷の中で、圧搾しない果汁を最後まで発酵させて生まれる。

処理も醸造も瓶詰めも、区域の外には出さない。仕様書が定める流れを、畑から出荷まで順に追います。スパークリングの規定もあわせて。

  1. 糖度18%で摘む

    収穫時の糖度は18%以上。カヘティの白(19%)よりやや低く、酸を残して摘みます。収量は1haあたり10t以下。

  2. 谷の中で運ぶ

    輸送は木箱かプラスチック箱、または容量80kg以下の防水シートで。ポリエチレンの袋は使えません。ブドウの処理は区域内で行います。

  3. 圧搾しない果汁を、最後まで発酵

    辛口の白は、圧力をかけずに流れ出た果汁だけを完全にアルコール発酵させます。糖は4g/Lに、アルコールは11%以上に。

  4. スパークリングは、二次発酵のあと待つ

    瓶内二次発酵またはタンク方式で造り、二次発酵から瓶内方式は9か月、タンク方式は6か月を経てから出荷できます。アルコールは10.5%以上。

  5. 谷の中で瓶に詰める

    瓶詰めも区域内で行います。流通できるのは容器に詰めたもので、ラベルには「ATENURI」と「PDO」の表示が入ります。

06 — 歴史

アテヌリの歴史。王の畑と、冷たいセラーの泡。

仕様書は、11世紀の「王の畑」、18世紀の地理学者ヴァフシュティの賛辞、そして冷たいセラーで自然に泡を残した伝統製法を記しています。

  1. 11世紀
    「サメポ・ズヴァリ(王の畑)」
    アテニには11世紀から「王の畑」が知られ、王にふさわしい酒がつくられていたと仕様書は記しています(プルイゼ『記念物の友』1976年)。
  2. 18世紀
    ヴァフシュティの賛辞
    地理学者ヴァフシュティは「アテニのワインはカルトリのどのワインより良く、ジョージアのワインの中で最良である」と記し、フランスの東洋学者マリ・ブロッセも「オジャレシのほかにアテヌリに並ぶ酒を知らない」と讃えました。詩人グラミシヴィリの詩や民謡「ワイン・アテヌリ」にも歌われています。
  3. 1950年代
    伝統の製法と、近代の醸造所
    伝統では、畑にある石の圧搾機で搾った果汁を数時間静置し、牛車でディディ・アテニの「サツィヴィス・マラニ(冷たいセラー)」へ運び、クヴェヴリにコカ(壺)1杯あたり一握りのチャチャを加えて、地中の冷たさの中でゆっくり発酵させました。発酵が弱まると同じワインで満たして密閉し、炭酸ガスがワインに残る。これが自然発泡のアテヌリです。この伝統を基礎に、1950年代にアテニ村に年産900トンの近代的な醸造所が建てられました。
  4. 1990年代初め
    醸造所の停止
    「周知の事情」により醸造所の操業が止まり、タナ渓谷のワイン造りは10〜15年にわたる危機の時期に入ります。
  5. 2007年12月
    PDOとして登録
    登録番号792、12月10日。登録名は「アテニ」、追加の表示が「アテヌリ」。辛口の白とスパークリングが定められました。申請者は国立ワイン庁。
  6. 2010年〜
    新しい繁栄の時代
    2010年以降、アテニの区域ではブドウ栽培とワイン造りの新しい繁栄の段階が始まったと仕様書は記しています。

07 — 味わい

アテヌリの味わいとは?

乾いた谷が、白に酸と泡を残す。

アテヌリを注いだグラス。細かな泡が立つ(イメージ)
  • 色
    淡い麦わら色〜麦わら色
    仕様書が定める色
  • 口当たり
    調和がとれ、軽やか
    心地よく、欠点がない
  • 香り
    野の花のトーン
    熟成で果実のトーンが開く
  • 甘さ
    残糖 4 g/L
    辛口。スパークリングは法令の区分による
  • 泡
    発泡・微発泡も
    瓶内二次発酵またはタンク方式

仕様書が定める味わい

辛口の白: 淡い麦わら色から麦わら色。調和がとれ、心地よく軽やかで、欠点がなく、土地を特徴づける野の花の香りを持ち、熟成により果実のトーンが現れる。スパークリング: 淡い麦わら色。発達した香り、スパークリングらしい繊細さ、フルで調和がとれている。

カヘティの白との違い

カヘティのルカツィテリやムツヴァネ・カフリの白より、アテヌリは糖度18%とやや早く摘み、冬の寒い乾いた谷の高い畑で酸が残ります。軽やかで酸の輪郭がはっきりした白、そしてジョージアで数少ないPDOのスパークリングになるとされます。

アテヌリの飲み方: 温度と合う料理

よく冷やして(6〜10℃前後)供されることが多く、川魚、ハーブのサラダ、フレッシュチーズ、ハチャプリなどと合わせる例が紹介されます。スパークリングは食前や前菜に。

08 — 似たPDOと比べる

アテヌリと似たジョージアワインの違い。

ジョージアの辛口白のPDOは、地方ごとに品種が変わります。アテヌリはカルトリで唯一の主要PDOです。数値は各PDOの仕様書によります。

  • アテヌリ
    カルトリ、ゴリ(タナ渓谷)
    残糖4g/L
    辛口白・スパークリング
    チヌリ、ゴルリ・ムツヴァネ、アリゴテ
  • 外カヘティ、サガレジョ
    残糖4g/L 以下
    辛口白
    ムツヴァネ・カフリ100%
  • カヘティ、テラヴィ(右岸)
    残糖4g/L 以下
    辛口白
    ルカツィテリ85%以上、ムツヴァネ15%まで
  • イメレティ、ゼスタポニ
    残糖4g/L 以下
    辛口白(イメレティ式)
    ツォリコウリ、ツィツカ、クラフナ
  • カヘティ、グルジャアニ(右岸)
    残糖4g/L 以下
    辛口白
    ルカツィテリ、ムツヴァネ約15%

09 — 名乗る条件

アテヌリを名乗る条件は、4 つ。

区域・品種・製法・成分。国立ワイン庁の仕様書が定める 4 つを満たしたワインだけが、アテヌリを名乗れます。

アテニ(アテヌリ)のラベルが貼られた白ワインのボトル(イメージ)
  1. 区域カルトリ、ゴリの南のタナ渓谷の7村の畑。処理・醸造・瓶詰めも区域内
  2. 品種チヌリ、ゴルリ・ムツヴァネ、アリゴテ。他品種は禁止
  3. 製法糖度18%以上で収穫し、圧搾しない果汁を完全発酵。スパークリングは二次発酵後6〜9か月
  4. 成分残糖 4 g/L、アルコール 11% 以上(スパークリングは 10.5%)、酸 5 g/L 以上、エキス分 16 g/L 以上

アテニと、アテヌリ

登録名は村の名前「アテニ」で、ワインの名前「アテヌリ」が追加の表示として定められています。ラベルには「ATENURI」と記され、どちらも同じPDOを指します。

谷の外で瓶詰めしたら、名乗れない

多くのPDOがジョージア国内での瓶詰めを認めるのに対し、アテヌリは処理・醸造・瓶詰めのすべてを区域内に限っています。区域外で瓶詰めしたワインは、ブドウが区域内のものでもアテヌリと名乗れません。

名前は商標ではなく PDO(原産地呼称)。申請者は国立ワイン庁で、規定に適合したワインだけがこの名前を名乗れます。ボトルの写真はイメージです。

10 — よくある質問

よくある質問。

アテヌリとは、どんなワインですか?

ジョージア中部カルトリ地方、ゴリの南に開くタナ渓谷の特定区域で、チヌリとゴルリ・ムツヴァネ(およびアリゴテ)から造られる辛口の白ワインです。圧搾しない果汁を完全に発酵させる製法が仕様書で定められ、残糖4g/L、アルコール度数11%以上。スパークリングも同じ名前で定められています。名前は産地呼称(PDO)で、2007年に登録されました。

「アテニ」と「アテヌリ」は同じですか?

同じPDOです。登録名は村の名前「アテニ(ATENI)」で、ワインの名前「アテヌリ(ATENURI)」が追加の表示として定められ、ラベルにはアテヌリと記されます。

アテヌリはスパークリングワインですか?

辛口の白とスパークリング(発泡・微発泡)の両方があります。伝統的には、冷たいセラーのクヴェヴリでゆっくり発酵させて炭酸ガスを残した自然発泡のワインとして知られました。現行の仕様書では、スパークリングは瓶内二次発酵またはタンク方式で造り、二次発酵から9か月(瓶内)または6か月(タンク)を経て出荷します。

アテヌリに使うブドウは何ですか?

チヌリ、ゴルリ・ムツヴァネ、アリゴテの3品種で、他品種は禁止です。チヌリとゴルリ・ムツヴァネはカルトリ固有の白ブドウで、仕様書が特徴的な品種として名を挙げるのもこの2つです。収穫時の糖度は18%以上、収量は10t/ha以下です。

どこで造られますか?

ジョージア中部、カルトリ地方のゴリの南、ムトクヴァリ(クラ)川右岸のタナ渓谷です。トリアレティ山脈の北麓の標高580〜750mの畑で、仕様書はジェビリ、ガルダテニ、パタラ・アテニ、デゲウラ、チェチェラアントゥバニ、ディディ・アテニ、プハアントゥバニの7村を区域としています。ブドウの処理、醸造、瓶詰めもすべて区域内で行います。

いつから造られていますか?

仕様書によれば、アテニには11世紀から「王の畑」が知られ、18世紀の地理学者ヴァフシュティは「ジョージアのワインの中で最良」と記しました。1950年代に近代的な醸造所が建てられ、1990年代初めに停止、2010年以降に再び栄えています。PDOとしての登録は2007年12月10日(登録番号792)です。

マナヴィとはどう違いますか?

どちらも「ムツヴァネ」の名を持つ品種を使いますが、別の品種です。マナヴィはカヘティのムツヴァネ・カフリ100%、アテヌリはカルトリのゴルリ・ムツヴァネとチヌリ。アテヌリの谷は雨が少なく冬が寒く、糖度18%とやや早く摘むため、酸の輪郭がはっきりした白になります。

「ATENURI」と書かれたワインは、すべて同じ生産者のものですか?

いいえ。アテヌリは商標ではなくPDO(原産地呼称)の名前で、申請者は国立ワイン庁です。複数の生産者がこの名前でワインを造っており、いずれも仕様書の区域・品種・製法・成分の規定に適合している必要があります。

アテヌリのワインは、どこで買えますか?

ジョージアワインの専門店や輸入元の通販で入手できます。ラベルに「ATENURI」と PDO の表示があるものを選ぶと確実です。区域が小さく生産量が限られる呼称なので、カヘティの白に比べると取扱いは多くありません。

出典と検証。

本ページの規定に関する記述は、国立ワイン庁(LEPL National Wine Agency)が公開するPDO「アテニ(アテヌリ)」仕様書(登録番号792、2007年12月10日登録)の英訳版に基づきます。気候・土壌・歴史の記述も同仕様書の「地理的要因との関連」の章によります。

根拠の強さ(A〜E)の定義は方法論、出典の一覧は出典ページを参照してください。

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執筆ジョージアワインストア データベース編集部
レビュー編集部(相互確認)
初回公開2026年9月21日
最終確認2026年9月24日
根拠の強さB(公的資料。PDO仕様書・法令)
主要出典国立ワイン庁 PDO仕様書「Ateni (Atenuri)」(英訳版)、国立ワイン庁PDO登録一覧
注記味わいと飲み方の記述は一般的傾向。仕様書の数値は英訳版に基づく。残糖は「4 g/l」とのみ記載、生育期の終わりは「25.IX」と記載(192日と「10月末」の記述から10月25日として読んだ)。歴史の引用は仕様書の記載による

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