低い畑と、たっぷりの雨
主要な畑は標高50〜500mに広がります。雨は東部より大幅に多く、生育期も湿度が高いため、病気への対策に手をかけてブドウを育てます。
01 — 位置
リヒ山脈を越えた西側、州都クタイシを中心に、リオニ川中流域からコルヘティ低地の縁まで。ブドウ畑の広さはカヘティに次ぐ、西部最大の産地です。
02 — 気候と土壌
イメレティの気候は湿潤で、東部カヘティより雨が多く、曇りの日や涼しい夜が夏の暑さを和らげます。黒海からの湿った空気はリヒ山脈で東へ抜けにくく、イメレティ側に雨をもたらします。
主要な畑は標高50〜500mに広がります。雨は東部より大幅に多く、生育期も湿度が高いため、病気への対策に手をかけてブドウを育てます。
粘土、泥灰土(マール)、沖積土、石灰質が丘陵ごとに入り混じります。こうした条件から、酸をしっかり保った白ワインが生まれます。
数値はPDO「スヴィリ」の規定(国立ワイン庁)によります。
03 — 品種
白はツォリコウリ、ツィツカ、クラフナの 3 つが軸。黒は熟成に向くオツハヌリ・サペレや、淡い赤になるゼルシャヴィ、アラダストゥリが育ちます。
04 — 造り方
イメレティでは甕を「チュリ」と呼び、白ブドウの果皮を少量だけ(または果汁のみを)入れて、カヘティ式より短い期間で醸します。琥珀色でタンニンの強いカヘティ式に対し、色が淡く酸の生きた白になります。
ステンレスタンクによる醸造も広く行われ、果実味と酸のすっきりした白も楽しめます。甕とタンク、2 つの造りの飲み比べができる産地です。
| 方式 | 果皮の使い方 | 味わいの傾向 |
|---|---|---|
| イメレティ式(チュリ) | 少量・短期 | 淡い色、酸の生きた軽快さ |
| カヘティ式(参考) | 全量〜大部分・数か月 | 琥珀色、タンニン、複雑さ |
| 近代的製法 | ほぼなし | クリーンな果実味と酸 |
05 — PDO
PDO(原産地呼称)は、区域・品種・製法を国が定めたワインの名前です。2007年のスヴィリに続き、2024年と2025年に新しい2つが加わりました。
06 — よくある質問
ジョージア西部、リヒ山脈の西でリオニ川とその支流の流域に広がる産地です。2014年の農業センサスでは全国のブドウ畑の15.1%(5.0千ha)があり、カヘティに次ぐ規模です。ツォリコウリ、ツィツカ、クラフナなどの白ブドウが中心で、PDO(原産地呼称)は3つあります。
黒海の影響を受けた湿潤な気候で、夏の暑さは曇りの日や涼しい夜に和らぎます。酸を保った軽快な白がよく知られ、黒ブドウのオツハヌリ・サペレからは熟成に向く赤も造られます。
イメレティでは甕(クヴェヴリ)を「チュリ」と呼びます。白ブドウの果皮を少量だけ(または果汁のみを)入れ、カヘティ式より短い期間で醸すのがイメレティ式です。色が淡く、酸の生きた白になります。
3つあります。ゼスタポニ市の辛口白スヴィリ(2007年)、バグダティ市のアンバーと赤のオブチャ(2024年12月)、オツハヌリ・サペレの赤のサザノス・オツハヌリ(2025年9月)です。
西部ジョージアで最も広く栽培される白ブドウの一つです。イメレティのスヴィリの主要品種で、レチュフミの半甘口白トゥヴィシにも使われます。
リヒ山脈を境に、東のカヘティは乾燥した大陸性、西のイメレティは湿潤な気候です。カヘティは力強い赤と果皮を長く漬け込むアンバー、イメレティは酸の生きた白と果皮を控えめに使う甕醸造が伝統です。
07 — 飲んでみる
爽やかな酸の白は、食事に合わせやすいワインです。ジョージアワイン専門店なら、品種や産地から好きな一本を選べます。
| 執筆 | ジョージアワインストア データベース編集部 |
| レビュー | 編集部(相互確認) |
| 初回公開 | 2026年9月4日 |
| 最終確認 | 2026年9月28日 |
| 根拠の強さ | B(公的資料。国立ワイン庁の産地区分・PDO仕様書・政府統計) |
| 主要出典 | 国立ワイン庁の産地区分・PDO仕様書、2014年農業センサス(geostat)、国立ワイン庁 ブドウ畑カダストル(2023年)。詳細は出典一覧 |
| 注記 | 味わいとスタイルは、この地域の代表的なワインの傾向として記しています。統計の基準年は本文と出典一覧に記載しています。 |
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