データ ・ 最終更新 2026年9月6日

ジョージアのブドウ畑面積(地域別・品種別)

ジョージアのブドウ畑は、国立ワイン庁の登録で48,642 ha(2023年末)。そのうちルカツィテリとサペラヴィの2品種で約7割を占めます。面積の資料には、統計局の農業センサス(2014年、33.0千ha)、統計局の農業経営体調査、国立ワイン庁のブドウ畑カダストル(区画ごとの登録簿)の3つの系統があり、数える範囲と時点がそれぞれ違います。このページでは資料ごとに分けて、全国、地域別、品種別の順に基準年と出典つきで並べます。

48,642 ha
全国のブドウ畑(2023年末)
国立ワイン庁のブドウ畑登録。登録生産者47,091人
約7割
ルカツィテリとサペラヴィ
18,239 haと17,406 ha。合計35,645 ha(編集部算出)
72.4%
カヘティの割合(2014年)
農業センサス。全国33.0千haのうち23.9千ha

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全国のブドウ畑面積(資料別)。

資料と時点ごとに1行ずつ並べています。国立ワイン庁のカダストルは地域を順に加えて登録を広げてきたので、「対象・定義」欄に、その時点で登録した地域を示しています。

ジョージア全国のブドウ畑面積(資料別・基準年別)
資料面積対象・定義基準年(時点)出典
2014年農業センサス33.0 千ha農業経営体(世帯・法人)が運営するブドウ畑。1経営体あたり平均0.3 ha、95.4%が1 ha未満2014年10月1日時点(2016年4月28日公表)geostat, Census of Agriculture 2014(公表資料)
農業経営体調査(標本調査)36.1 千ha「Land under vineyards」(ブドウ畑の土地面積)2017年(2021年12月30日更新)geostat, Land Area Under Permanent Crops
農業経営体調査(標本調査)41.2 千ha同上2020年(2021年12月30日更新)同上
国立ワイン庁 ブドウ畑カダストル(6地域)45,313 ha登録完了地域のみ: カヘティ、ラチャ=レチュフミ、クヴェモ・カルトリ、シダ・カルトリ、ムツヘタ=ムティアネティ、サムツヘ=ジャヴァヘティ2022年12月31日時点(2023年11月30日公表)国立ワイン庁, カダストル事業ニュース(2023年11月30日)。2023年1月30日のニュースでは45,312 ha
国立ワイン庁 ブドウ畑カダストル(全産地)約48,700 ha2023年にイメレティ、グリア、サメグレロ、アジャラを追加し、全産地の登録が完了した時点の概数2023年(2024年公表の年次報告)国立ワイン庁, Report 2023「Vineyards Cadastre Program」
国立ワイン庁 ブドウ畑カダストル(全産地・確定値)48,642 ha登録生産者47,091人、登録区画170,174。品種・植栽年・状態・位置・面積を区画単位で記録2023年末の登録状況(2024年2月20日公表)国立ワイン庁, ニュース(ジョージア語)(2024年2月20日)

国立ワイン庁は年次報告で、「2023年ブドウ畑カダストル報告」(61ページ、ジョージア語・英語)と「2025年ブドウ畑カダストル報告」(64ページ、2025年12月31日時点)を作成・公表したと記しています。本表は、同庁のニュースと年次報告で公表された値です。

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地域別の面積と構成比。

地域ごとの面積は、2014年農業センサスが公表しています。国立ワイン庁のカダストルからは、本サイトの産地ページで使っているカヘティの構成比(約88%)を、列を分けて並べています。

ジョージアの地域別ブドウ畑面積(2014年農業センサスと国立ワイン庁カダストル)
地域2014年センサス 面積(千ha)2014年センサス 構成比2023年カダストル 構成比基準年出典
カヘティ23.972.4%約88%※2014年 / 2023年geostat, Census of Agriculture 2014(2016年4月28日公表) / 国立ワイン庁 ブドウ畑カダストル2023年報告(※注参照)
イメレティ5.015.1%—2014年geostat, Census of Agriculture 2014
シダ・カルトリ(カルトリ)1.03.1%—2014年同上
ラチャ=レチュフミ・クヴェモ・スヴァネティ(ラチャ、レチュフミ)0.72.3%—2014年同上
その他の地域(クヴェモ・カルトリ、ムツヘタ=ムティアネティ、サムツヘ=ジャヴァヘティ、グリア、サメグレロ、アジャラなど)—7.1%—2014年同上(円グラフ「Regional Distribution of Vineyards Operated by Holdings」の合算値)

※ カヘティの「約88%」は、国立ワイン庁ブドウ畑カダストル2023年報告にもとづき、本サイトの産地一覧・カヘティのページで使っている構成比です。センサスの構成比は、公表資料の円グラフの値をそのまま載せています(23.9/33.0 = 72.4%)。

国立ワイン庁ブドウ畑カダストルの地域別実施年
実施年登録を実施した地域公表された面積基準年出典
2014年ラチャ=レチュフミ—2024年2月20日公表国立ワイン庁, ニュース(ジョージア語)
2015〜2021年カヘティ2021年にカヘティ・ラチャ=レチュフミで26,540 haを登録(年内の登録分)2021年国立ワイン庁, Report 2021
2022年クヴェモ・カルトリ、シダ・カルトリ、ムツヘタ=ムティアネティ、サムツヘ=ジャヴァヘティ航空写真の対象約7,000 ha、うち区画確定2,228 ha2022年国立ワイン庁, Report on Annual Activity 2022
2023年アジャラ、イメレティ、サメグレロ、グリア全産地計 約48,700 ha(確定値 48,642 ha)2023年国立ワイン庁, Report 2023、ニュース(2024年2月20日)

2021年の26,540 haは、年次報告に「この年に登録された面積」として記された値です。2022年の2,228 haも、その年に区画を確定した面積です。

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品種別の面積。

品種別の面積は、国立ワイン庁のカダストルが公表しています(農業センサスと農業経営体調査は白・黒の区分)。あわせて、同庁が年次報告で公表する品種別の加工ブドウ量(2024年収穫)を、列を分けて並べています。

ジョージアの品種別ブドウ畑面積(国立ワイン庁カダストル2023年)と2024年の品種別加工量
品種カダストル登録面積(ha)基準年(面積)2024年収穫の加工量基準年(加工量)出典
ルカツィテリ(白)18,239※2023年136 千t2024年国立ワイン庁 ブドウ畑カダストル2023年報告(※注参照) / Annual Report 2024
サペラヴィ(黒)17,406※2023年130 千t2024年同上
ムツヴァネ・カフリ(白)1,078※2023年5.9 千t2024年同上
アレクサンドロウリ、ムジュレトゥリ(黒、ラチャ)——1,618 t(ラチャ)2024年国立ワイン庁, Annual Report 2024
ツォリコウリ(白)——753 t(ツァゲリ)2024年同上
キシ、ヒフヴィ、チヌリ、ツィツカ、オジャレシ など——2023年収穫: オジャレシ 88.4 t、ウサヘロウリ 34 t(レチュフミ)2023年国立ワイン庁, Report 2023

※ ルカツィテリ、サペラヴィ、ムツヴァネ・カフリの面積は、国立ワイン庁ブドウ畑カダストル2023年報告の値で、本サイトの品種マスターリスト・出典一覧と同じ値です。2品種の合計35,645 haは、全国の登録面積48,642 haの約73%にあたります(編集部算出)。

参考: 統計局の農業経営体調査では、2025年のブドウ生産量348.9千tのうち白ブドウ236.2千t、黒ブドウ112.7千t(geostat「Production of Permanent Crops」、2026年9月6日取得)。品種別ではなく果皮色別の区分です。生産量の年別推移は生産量・輸出統計を参照。

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数字を読むコツ。

  • センサスとカダストルは、数え方が違います。2014年農業センサスは、2014年10月1日時点で農業経営体(世帯・法人)が運営しているブドウ畑の面積を、調査員の聞き取りで集計したものです。国立ワイン庁のカダストルは、収穫したブドウをワイン企業に運ぶために生産者が区画ごとに登録した面積で、航空写真と現地確認で作られています。33.0千haと48.6千haの差には、9年の時点の差と、この数え方の違いの両方が含まれます。
  • カダストルの合計は、登録した地域の広がりとともに増えました。2014年ラチャ=レチュフミ、2015〜2021年カヘティ、2022年カルトリなど、2023年に西部4地域と順に登録が進み、45,313 ha(2022年末、6地域)から48,642 ha(2023年、全産地)になりました。この増分は主に登録範囲の広がりによるもので、新しく植えた面積とは分けて読みます。
  • 構成比は、分母とセットで読みます。センサスのカヘティ72.4%の分母は33.0千ha、カダストルの約88%の分母は全産地の登録面積です。分母が違うので、2つの比率の差は、カヘティの面積の増減とは別の話です。
  • 農業経営体調査は標本調査です。geostatの「Land under vineyards」(36.1千ha=2017年、41.2千ha=2020年)は標本にもとづく推計で、センサス、登録簿と並ぶ3つ目の系統です。
  • 面積と収穫量の関係は、年によって変わります。ルカツィテリとサペラヴィは面積がほぼ同じ規模で、2024年の加工量も136千tと130千tで同じ規模です。2023年は71,884 tと89,014 tで順位が入れ替わり、収量や買い取り条件で年ごとに動くことがわかります。
  • 掲載するのは、時点が示された公表値です。新しく植える計画や将来の面積の見込みではなく、公的機関が時点を明示した数値を載せています。

生産量・輸出は生産量・輸出統計、資料の性質は出典一覧、産地ごとの記述は産地一覧を参照。数値の誤りや新しい公表資料の情報は訂正・情報提供へ。

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執筆ジョージアワインストア データベース編集部
レビュー編集部(相互確認)
初回公開2026年9月6日
最終確認2026年9月28日
根拠の強さB(公的資料。OIV・国立ワイン庁・geostat)
主要出典geostat「Census of Agriculture 2014」公表資料(2016年4月28日)、geostat「Land Area Under Permanent Crops」(2017年・2020年、2021年12月30日更新)、geostat「Production of Permanent Crops」(2026年9月6日取得)、国立ワイン庁 年次報告 2021・2022・2023・2024年、国立ワイン庁 カダストル事業ニュース(2023年1月30日、2023年11月30日、2024年2月20日)、国立ワイン庁 ブドウ畑カダストル2023年報告(産地・品種ページの既掲載値)、OIV「State of the World Wine Sector in 2025」(2026年5月)。詳細は出典一覧
注記カダストル2023年報告の地域別・品種別の値(カヘティ約88%、ルカツィテリ18,239 ha、サペラヴィ17,406 ha、ムツヴァネ・カフリ1,078 ha)は、本サイトの産地・品種ページと共通の値です。表の「—」は、公的機関の公表値がない欄です。

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