データ ・ 最終更新 2026年9月6日

ジョージアワインの生産量・輸出統計

ジョージアのワイン生産は2025年に2.6 mhl(約2.6億リットル)と、過去30年で最大になりました。ワインは71か国へ輸出され、日本向けも金額で前年より34%伸びています。このページでは、OIV(国際ブドウ・ワイン機構)、ジョージア国立ワイン庁、ジョージア統計局(geostat)の公表値を、ワイン生産量、ブドウの生産量と加工量、輸出、主要市場と日本向けの順に、基準年と出典つきで並べます。単位は資料どおり(mhl、千t、L、本)です。

2.6 mhl
ワイン生産量(2025年)
OIVの速報値。過去30年で最大
71 か国
ワインの輸出先(2025年)
約8,970万L・2億6,791万USD(国立ワイン庁)
+34%
日本向け輸出額の伸び(2025年)
113万USD。平均単価は米国に次ぐ2位(国立ワイン庁)

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ワイン生産量(OIV)。

OIVの年次報告「State of the World Wine Sector in 2025」(2026年5月)の主要生産国表(Table 2、ジュース・マスト除く)に掲載されたジョージアの値です。2024年は暫定値(Prov.)、2025年は速報値(Prel.)としてOIVが区分しています。1 mhl = 100万ヘクトリットル = 1億リットル。

ジョージアのワイン生産量(OIV、2020〜2025年)
基準年(対象年)ワイン生産量(mhl)OIVが公表した変化率OIVの区分出典
2020年2.1—確定値OIV, State of the World Wine Sector in 2025, Table 2(2026年5月)
2021年1.9—確定値同上
2022年1.9—確定値同上
2023年1.9—確定値同上
2024年2.4対2023年 +26.6%、5年平均比 +19.7%(2025年4月報告での記述)暫定値(Prov.)同上。変化率は OIV, State of the World Vine and Wine Sector in 2024(2025年4月)
2025年2.6対2024年 +5.0%、5年平均比 +25.1%速報値(Prel.)OIV, State of the World Wine Sector in 2025, Table 2(2026年5月)

2025年の値は、OIVが2025年11月の「World Wine Production Outlook」で約2.1 mhl(対2024年 −14%)と第一次推計し、2026年5月の年次報告で2.6 mhl(過去30年で最大)に改定したものです。本表は改定後の値です。変化率はOIVが公表した値を載せています(2020〜2023年は「—」)。ブドウ畑の面積は、統計局と国立ワイン庁の資料をもとにブドウ畑面積のページにまとめています。

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ブドウ生産量(geostat)と加工量(国立ワイン庁)。

「ブドウの量」には2つの数え方があります。統計局の生産量は全農業経営体の収穫量(自家消費・生食・自家醸造を含む)、国立ワイン庁の加工量は収穫期にワイン企業へ運ばれて加工された量です。2つの表に分けて掲載します。

ジョージアのブドウ生産量(ジョージア統計局、2020〜2025年)
基準年ブドウ生産量(千t)うち白ブドウ(千t)うち黒ブドウ(千t)出典
2020年316.9224.192.8geostat, Production of Permanent Crops(農業経営体調査。2026年9月6日取得)
2021年271.6185.985.6同上
2022年287.3195.991.4同上
2023年220.7137.383.4同上
2024年320.7217.2103.5同上(現行の公表値)
2025年348.9236.2112.7同上

統計局の値は「Production of grapes by regions (ths. tons)」のジョージア全体の行です。白・黒の内訳は2016年から公表されています。2024年は、2025年4月の速報値321.5千tが、現行ファイルで320.7千tに改定されています。

ジョージアのブドウ加工量(国立ワイン庁、2021〜2025年)
基準年(収穫年)加工ブドウ量国立ワイン庁が公表した内訳出典
2021年全国 243 千tルカツィテリ 145千t、サペラヴィ 81千t、ムツヴァネ・カフリ 4.5千t、アレクサンドロウリ・ムジュレトゥリほか 1.7千t。約2.3万戸の生産者、約250社が受け入れ国立ワイン庁, Report 2021
2022年カヘティ 約245 千tルカツィテリ 138.5千t、サペラヴィ 90千t、ムツヴァネ・カフリ 5.7千t(カヘティ)。ラチャ 約1.5千t。485社が受け入れ国立ワイン庁, Report on Annual Activity 2022
2023年全国 221.2 千tカヘティ 204千t(ルカツィテリ 71,884 t、サペラヴィ 89,014 t、ムツヴァネ・カフリ 4,027 t)、ラチャ 約1.7千t、レチュフミ 565 t(ツォリコウリ 443 t、オジャレシ 88.4 t、ウサヘロウリ 34 t)国立ワイン庁, Report 2023
2024年全国 約320 千t(前年比 約+45%)カヘティ+ラチャ=レチュフミ 約291千t。ルカツィテリ 136千t、サペラヴィ 130千t、ムツヴァネ・カフリ 5.9千t、アレクサンドロウリ・ムジュレトゥリ(ラチャ)1,618 t、ツォリコウリ(ツァゲリ)753 t。約21,300戸、600社国立ワイン庁, Annual Report 2024
2025年全国 約340 千t(過去30年で最大)カヘティ 約327千t、ラチャ 最大3千t(アレクサンドロウリ・ムジュレトゥリ中心)。約2.2万戸、730社国立ワイン庁, Report 2025

加工量は、国立ワイン庁のブドウ畑登録(カダストル)にもとづいてワイン企業へ運ばれた量です(自家醸造の分は生産量の側に入ります)。2022年は、年次報告に載るカヘティの値を掲載しています。

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ワイン輸出(国立ワイン庁)。

国立ワイン庁が年次報告と年初のプレスリリースで公表する、暦年のワイン輸出です(ブランデー・チャチャなど蒸留酒は含みません)。2021年は本数、2022年以降はリットルで公表されています。年をまたいで比べるときは、庁が公表した前年比が目安になります。

ジョージアのワイン輸出(国立ワイン庁、2021〜2025年)
基準年輸出量輸出額(USD)輸出先国数平均輸出単価(USD/L)前年比(庁の公表値)出典
2021年1億700万本2億5,000万62か国—数量・金額とも +16%国立ワイン庁, Georgian Wine Export figures for the year 2021(2022年1月18日)、Report 2021
2022年約1億400万L2億5,250万66か国2.48数量・金額とも独立後の最高国立ワイン庁, Report on Annual Activity 2022。単価は Report 2023 の記述
2023年8,950万L2億5,920万66か国2.89数量 −12%、金額 +3%国立ワイン庁, Report 2023、プレスリリース(2024年2月9日)
2024年約9,500万L2億7,610万72か国2.91数量 +6%、金額 +7%国立ワイン庁, Annual Report 2024、プレスリリース(2025年1月20日)。単価は Report 2025 の記述
2025年約8,970万L2億6,791万71か国2.98数量 −5%、金額 −3%国立ワイン庁, Report 2025

2021年の「1億700万本」は国立ワイン庁の公表単位(本)のままです。2023年の輸出額はプレスリリースで「2億5,900万ドル」、年次報告で「2億5,920万ドル」と表記されており、本表は年次報告の値です。ワインと蒸留酒を合わせた輸出額は2024年が5億6,500万ドル、2025年が5億5,060万ドル(いずれも同庁公表)。

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主要市場と日本向け輸出。

国立ワイン庁の年次公表は、同庁が「戦略市場」と位置づける国と、輸出が伸びた国を取り上げています。国別の本数がロシアを含めて一覧で公表された直近の年は2021年です。表の「—」は、公表値のない欄です。

2021年の国別ワイン輸出本数(国立ワイン庁)
輸出先輸出本数前年比基準年出典
ロシア62,115,759本+8%2021年国立ワイン庁, Georgian Wine Export figures for the year 2021(2022年1月18日)
ウクライナ12,921,321本+21%2021年同上
ポーランド7,003,031本+34%2021年同上
中国5,934,937本+29%2021年同上
ベラルーシ4,886,393本+33%2021年同上
カザフスタン4,232,446本+47%2021年同上
ラトビア1,900,519本+19%2021年同上
米国1,084,278本+19%2021年同上
リトアニア986,740本+45%2021年同上
ドイツ892,348本+28%2021年同上
英国736,391本+71%2021年同上
日本197,638本+12%2021年同上

同リリースはこのほかイスラエル 480,007本、モンゴル 484,902本、カナダ 332,182本、アゼルバイジャン 246,635本などを挙げています(すべて2021年、本数)。

2024年・2025年に国立ワイン庁が公表した市場別ワイン輸出
輸出先2024年 数量(前年比)2025年 数量2025年 金額(前年比)基準年出典
ポーランド670万L(+12%)680万L1,700万USD(+2%)2024年・2025年国立ワイン庁 Annual Report 2024、欧州向け輸出リリース(2026年1月15日)、Report 2025
中国——980万USD(+6%)2025年国立ワイン庁 Report 2025
ドイツ128万L(+30%)130万L600万USD(+1%)2024年・2025年同上(3資料)
ラトビア—120万L470万USD(+16%)2025年欧州向け輸出リリース、Report 2025
リトアニア70.7万L(+11%)70.35万L260万USD(+5%)2024年・2025年同上(3資料)
米国120万L(+32%)——(平均単価 6.20 USD/L)2024年・2025年Annual Report 2024、Report 2025
英国42.56万L(+42%)32.77万L—(平均単価 5.10 USD/L)2024年・2025年Annual Report 2024、欧州向け輸出リリース、Report 2025
トルコ53.8万L(+62%)——2024年Annual Report 2024
イスラエル31.4万L(+2%)—114万USD(+23%)2024年・2025年Annual Report 2024、Report 2025
エストニア—27.1万L—2025年欧州向け輸出リリース
アゼルバイジャン23.7万L(+34%)——2024年Annual Report 2024
カナダ19.8万L(+16%)—130万USD(+24%)2024年・2025年Annual Report 2024、Report 2025
フランス—13.3万L(+63%)83.1万USD(+63%)2025年欧州向け輸出リリース、Report 2025
韓国7.25万L(+26%)——2024年Annual Report 2024
UAE7.0万L(+80%)——2024年Annual Report 2024
日本——113万USD(+34%)2025年Report 2025

2024年・2025年の年次公表は、ロシアを除く戦略市場を中心にしています(2021年のリリースではロシアが最大市場)。すべての輸出先の順位は、ジョージア統計局(geostat)の外国貿易統計(税関統計)で扱われています。

日本向けジョージアワイン輸出(国立ワイン庁公表分、2021〜2025年)
基準年数量金額(USD)前年比(庁の公表値)備考出典
2021年197,638本—+12%本数ベース国立ワイン庁, 2021年輸出リリース(2022年1月18日)
2022年231.2千L—+68%年次報告に「速報値」として記載国立ワイン庁, Report on Annual Activity 2022
2023年——金額 +1%戦略市場の収入増加率のみ公表国立ワイン庁, Report 2023
2024年———1〜2月分として 27.7千L(+549%)を公表国立ワイン庁, Annual Report 2024、2024年1〜2月リリース(2024年3月5日)
2025年—113万金額 +34%平均輸出単価 5.82 USD/L(米国 6.20に次ぐ2位)国立ワイン庁, Report 2025

2025年の金額113万ドルを、同年の日本向け平均単価5.82ドル/Lで割ると、約19万Lになります(編集部の算出)。

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数字を読むコツ。

  • 生産量は収穫年、輸出は暦年で数えます。OIVの生産量はその年のブドウから造られたワインの量、国立ワイン庁の輸出はその年の通関実績です。ある年の輸出には前年以前に収穫したワインも入るので、生産量と輸出量はそれぞれの年の動きとして読みます。
  • OIVの値は段階的に更新されます。11月の第一次推計、翌年4〜5月の年次報告、さらに翌年の確定値と進みます。引用するときは「2026年5月報告の速報値」のように、公表時点を添えると正確です。
  • ブドウの「生産量」と「加工量」は、数える範囲が違います。統計局の生産量は全農業経営体の収穫量、国立ワイン庁の加工量はワイン企業に運ばれた量です。2024年は生産量320.7千t、加工量約320千tと近い値ですが、それぞれ別の統計です。
  • 輸出の単位は、2021年が本、2022年からがリットルです。年をまたいで比べるときは、国立ワイン庁が公表した前年比が目安になります。
  • 市場別の数値は、国立ワイン庁が取り上げた国の値です。年次公表は戦略市場と伸びた国が中心です。すべての輸出先の順位は、税関統計で見ることができます。
  • 掲載するのは公表済みの値です。収穫前の見込み(国立ワイン庁の収穫前予想など)や民間の推計は、公的機関の速報値・確定値が出てから反映します。

面積のデータはブドウ畑面積(地域別・品種別)、資料の性質は出典一覧を参照。数値の誤りや新しい公表資料の情報は訂正・情報提供へ。

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執筆ジョージアワインストア データベース編集部
レビュー編集部(相互確認)
初回公開2026年9月6日
最終確認2026年9月28日
根拠の強さB(公的資料。OIV・国立ワイン庁・geostat)
主要出典OIV「State of the World Wine Sector in 2025」(2026年5月)、OIV「State of the World Vine and Wine Sector in 2024」(2025年4月)、OIV「World Wine Production Outlook」(2025年11月)、国立ワイン庁 年次報告 2021・2022・2023・2024・2025年および輸出プレスリリース(2022年1月18日、2024年2月9日、2024年3月5日、2025年1月20日、2026年1月15日)、geostat「Production of Permanent Crops」(2026年9月6日取得)。詳細は出典一覧
注記表の「—」は、公的機関の公表値がない欄です(日本向けの2024年の数量・金額、2022年の全国の加工量、2024〜2025年のロシア向け輸出など)。

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