登録名 ORBELURI。果皮色は黒、原産国ジョージア、ワイン用。別名8件(LECHKHUMIS OJALESI、ORBELIS OJALESHI、ORBELOURI など)。株を保存する研究機関は6(ジョージア4、アゼルバイジャン1、ロシア1)。EUの品種目録に登録あり。各機関の保存株の一覧あり。
根拠の強さ B — 国際データベース黒品種 ・ 少量・復興 ・ VIVC 8797 ・ 根拠の強さ B
オルベルリ
Orbeluri ・ ორბელური
オルベルリは、ジョージア北西部レチュフミ地方(ツァゲリ市)のオルベリ村に由来する黒ブドウ品種です。現地では「オルベルリ・オジャレシ」「レチュフミのオジャレシ」とも呼ばれますが、VIVC(国際的なブドウ品種の登録簿)はサメグレロのオジャレシとは別の品種として登録し、国立ワイン庁も「オルベリのオジャレシは、その性質においてミングレリア(サメグレロ)のオジャレシとは異なる」と記しています。株はジョージア国内の4機関を含む6つの研究機関に保存され、EUの品種目録にも登録されています。オルベリ村周辺では小規模な栽培が続き、「オルベルリ・オジャレシ」の名でワインも造られています。
「—」は本データベースで一次資料を確認できていない項目です。根拠の強さ(A〜E)の定義は方法論を参照。
01 — 名称
オルベルリ、「オジャレシ」と呼ばれる別の品種。
「オルベルリ(ორბელური)」は、レチュフミのオルベリ村(ორბელი)に由来する「オルベリの」を意味する名称です。現地では「オルベルリ・オジャレシ(オルベリのオジャレシ)」「レチュフミのオジャレシ」と呼ばれ、ワインのラベルにも「Orbeluri Ojaleshi」と表記されることが多いため、サメグレロのオジャレシと混同されやすい品種です。
本サイトはオルベルリをサメグレロのオジャレシとは別の品種として扱います。VIVCはオルベルリ(8797)をオジャレシ(8698)とは別の番号で登録し、「Orbelis Ojaleshi」「Lechkhumis Ojalesi」などオジャレシを含む呼び名は、オルベルリの別名として収録しています。国立ワイン庁も「オルベリのオジャレシは、その性質においてミングレリアのオジャレシとは異なる」と記しています。
| 表記 | 種類 |
|---|---|
| オルベルリ | 日本語(本サイト標準) |
| Orbeluri | ラテン文字標準名(VIVCの登録名 ORBELURI、国立ワイン庁の表記) |
| ორბელური | ジョージア語原綴り |
| Orbeluri Ojaleshi / Orbelis Ojaleshi | 「オルベリのオジャレシ」— ラベルの表記、VIVCに載る別名 |
| Lechkhumis Ojalesi | 「レチュフミのオジャレシ」— VIVCに載る別名 |
| Orbelouri / Orbelis Odjaleshi / Odzhaleshi Orbelis | 綴りの揺れ(VIVCに載る別名) |
| オジャレシ(Ojaleshi、VIVC 8698) | サメグレロの別品種 — 区別して扱う(品種ページ) |
02 — 資料に見る記述
オルベルリについて、資料はこう書いている。
資料ごとに記述を分けて示します。資料間で異なる点はそのまま残します。
ラチャ・レチュフミで最も広く栽培される品種のひとつとしてオルベルリを挙げる。レチュフミの主なブドウ栽培区域(ミクロゾーン)としてツァゲリ、オルベリ、アルパナ=トゥヴィシ、ズビ=オクレシを挙げ、「オルベリのオジャレシは、その性質においてミングレリアのオジャレシとは異なる」と記述。
根拠の強さ B — 政府機関在来の赤ワイン用品種。別名 Orbeli Ojaleshi、Lechkhumi Ojaleshi。ツァゲリ市のオルベリ、ラジャナ、ウサヘロ、チフテリの各村で小規模に栽培。果粒は濃青〜ほぼ黒で果皮は厚く果粉を帯びる。9月下旬に成熟(生育期間163〜168日)、糖度18.5〜21.3%、酸5.6〜7.2 g/L。辛口・半甘口およびブレンド用で、「よく色づいた軽いワイン」と記述。
根拠の強さ C〜D — 品種誌注記: 「Orbeluri Ojaleshi」と表記したワインは、生産者・輸入業者・メディアの資料で確認できます。ワインの色・味わいは上記資料の引用です。
03 — 確認状況
確認できていること、できていないこと。
04 — 保存とDNA
オルベルリの苗木を守る、研究機関。
VIVCによると、オルベルリの株は6つの研究機関に保存されています。ジョージア国内では園芸・ブドウ栽培・醸造研究所を含む4機関、国外ではアゼルバイジャンとロシアのコレクションに株があります。
サメグレロのオジャレシ(8698)とは、VIVCと国立ワイン庁がともに別の品種として扱っています。品種を見分けるDNA型が公表されれば、両者の遺伝的な関係(まったく別の品種か、近い親戚か)もわかります。
| 項目 | 状態 | 備考 |
|---|---|---|
| 保存株の有無 | あり | ジョージア国内4、アゼルバイジャン1、ロシア1の計6機関(VIVC) |
| オジャレシ(8698)との関係 | 別の品種として登録 | VIVC・国立ワイン庁 |
05 — 飲んでみる
ジョージアワインを、飲んでみる。
オルベルリのように、ジョージアには個性豊かな在来品種がたくさんあります。まずは定番のサペラヴィやルカツィテリから、気になる一本を。ジョージアワイン専門店なら、あなたの好きなジョージアワインがきっと見つかります。
このページの検証状態
| 執筆 | ジョージアワインストア データベース編集部 |
| レビュー | 編集部(品種データ担当が相互確認) |
| 初回公開 | 2026年9月5日 |
| 最終確認 | 2026年9月28日 |
| 根拠の強さ | B(公的資料。VIVC・国立ワイン庁で確認。品種の確認は資料の記述による) |
| 主要出典 | VIVC 8797、国立ワイン庁(ラチャ・レチュフミ頁)、Ujmajuridze ほか 2018 |