正名 ORBELURI。果皮色 NOIR、原産国ジョージア、ワイン用。同義語8件(LECHKHUMIS OJALESI、ORBELIS OJALESHI、ORBELOURI など)。保有機関6(GEO014、GEO017、GEO018、GEO019、AZE007、RUS02)。EU品種目録に登録あり。登録アクセッション名の表は「あり」、SSRマーカー欄は空欄。
出典レベル 2 — 国際データベース黒品種 ・ 少量・復興 ・ VIVC 8797 ・ 検証レベル 2
オルベルリ
Orbeluri ・ ორბელური
オルベルリは、ジョージア北西部レチュフミ地方(ツァゲリ市)のオルベリ村に由来する黒ブドウ品種です。現地では「オルベルリ・オジャレシ」「レチュフミのオジャレシ」とも呼ばれますが、VIVC(国際品種カタログ)はサメグレロのオジャレシ(8698)とは別の品種(8797)として登録し、国立ワイン庁も「オルベリのオジャレシは、その性質においてミングレリア(サメグレロ)のオジャレシとは異なる」と記しています。ジョージア国内の4機関を含む6機関で保存され、EU品種目録にも登録されています。オルベリ周辺で少量の栽培と醸造が続いているとされますが、現在の栽培面積は未確認です。
「—」は本データベースで一次資料を確認できていない項目です。検証レベルの定義は方法論を参照。
01 — 名称
「オジャレシ」と呼ばれる、別の品種。
「オルベルリ(ორბელური)」は、レチュフミのオルベリ村(ორბელი)に由来する「オルベリの」を意味する名称です。現地では「オルベルリ・オジャレシ(オルベリのオジャレシ)」「レチュフミのオジャレシ」と呼ばれ、ワインのラベルにも「Orbeluri Ojaleshi」と表記されることが多いため、サメグレロのオジャレシと混同されやすい品種です。
本サイトはオルベルリをサメグレロのオジャレシとは別の品種として扱います。VIVCは ORBELURI(8797)を OJALESHI(8698)とは別の番号で登録し、「Orbelis Ojaleshi」「Lechkhumis Ojalesi」などオジャレシを含む呼称を 8797 の同義語として収録しています。国立ワイン庁も「オルベリのオジャレシは、その性質においてミングレリアのオジャレシとは異なる」と記しています。ジョージアの「ブドウとワインに関する法律」が両者を別々の品種として掲げているとする記事(2014年)もありますが、二次資料であり、法令原文は未照合です。
| 表記 | 種類 |
|---|---|
| オルベルリ | 日本語(本サイト標準) |
| Orbeluri | ラテン文字標準名(VIVC正名 ORBELURI、国立ワイン庁表記) |
| ორბელური | ジョージア語原綴り |
| Orbeluri Ojaleshi / Orbelis Ojaleshi | 「オルベリのオジャレシ」— ラベル表記・VIVC同義語 |
| Lechkhumis Ojalesi | 「レチュフミのオジャレシ」— VIVC同義語 |
| Orbelouri / Orbelis Odjaleshi / Odzhaleshi Orbelis | 転写の揺れ(VIVC同義語) |
| オジャレシ(Ojaleshi、VIVC 8698) | サメグレロの別品種 — 区別して扱う(品種ページ) |
02 — 資料に見る記述
資料は、こう書いている。
資料ごとに記述を分けて示します。資料間で異なる点はそのまま残します。
ラチャ・レチュフミで最も広く栽培される品種のひとつとして Orbeluri を列挙。レチュフミの主要ミクロゾーンとして Tsageri、Orbeli、Alpana-Tvishi、Zubi-Okureshi を挙げ、「オルベリのオジャレシは、その性質においてミングレリアのオジャレシとは異なる」と記述。
出典レベル 2 — 政府機関在来の赤ワイン用品種。別名 Orbeli Ojaleshi、Lechkhumi Ojaleshi。ツァゲリ市のオルベリ、ラジャナ、ウサヘロ、チフテリの各村で小規模に栽培。果粒は濃青〜ほぼ黒で果皮は厚く果粉を帯びる。9月下旬に成熟(生育期間163〜168日)、糖度18.5〜21.3%、酸5.6〜7.2 g/L。辛口・半甘口およびブレンド用で、「よく色づいた軽いワイン」と記述。
出典レベル 3〜4 — 品種誌注記: 「Orbeluri Ojaleshi」表記の商業ワインの存在は生産者・輸入業者・メディアの二次資料で確認していますが、ワインの色・味わいは上記資料の引用にとどめます。Tier B ページは味わいプロファイルを持ちません。
03 — 確認状況
確認できていること、できていないこと。
04 — 保存とDNA
保存アクセッション。
VIVCはオルベルリの保有機関として6機関を記載しています。ジョージア国内では GEO014、GEO017(園芸・ブドウ栽培・醸造研究所)、GEO018、GEO019 の4機関、国外ではアゼルバイジャン(AZE007)とロシア(RUS02)のコレクションに株があります。登録アクセッション名の表も「あり」ですが、アクセッション番号と確認年の照合はこれからです。
VIVCのSSRマーカー欄は空欄で、DNAプロファイルの公表は確認できていません。プロファイルが公表されれば、サメグレロのオジャレシ(8698)との遺伝的関係(別品種か、近縁か)を判定でき、検証レベルは1へ上がります。
| 項目 | 状態 | 備考 |
|---|---|---|
| 保存株の有無 | あり | VIVC保有機関6(GEO014、GEO017、GEO018、GEO019、AZE007、RUS02) |
| アクセッション番号 | — | 未確認(VIVCの登録アクセッション名表は「あり」) |
| SSRプロファイル | — | VIVC欄は空欄 |
| SNPプロファイル | — | 公表を確認できず |
| オジャレシ(8698)との関係 | 別登録 | DNAによる遺伝的関係は未確認 |
関連するページ。
レチュフミの産地ページ
ラチャに隣接する山間の小産地。ツァゲリ、オルベリなどの地区、天然半甘口白トゥヴィシ、3件のPDO。
産地ページへこの品種の行は品種マスターリスト(CSV / JSON配布)でも確認できます。
このページの検証状態
| 執筆 | ジョージアワインストア データベース編集部 |
| レビュー | 編集部(品種データ担当が相互確認) |
| 初回公開 | 2026年9月5日 |
| 最終確認 | 2026年9月5日 |
| 検証レベル | 2(VIVC・国立ワイン庁で確認。DNA未確認) |
| 主要出典 | VIVC 8797、国立ワイン庁(ラチャ・レチュフミ頁)、Ujmajuridze ほか 2018 |
検証レベルの定義は方法論、運営体制はこのサイトについてを参照。
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オルベルリを栽培・醸造しているレチュフミの生産者、保存株を管理する機関、栽培面積の統計や2018年品種誌の原本、オジャレシとの遺伝的関係に関する研究をご存じの方からの情報を求めています。確認できた情報は出典を明記して本ページに反映します。
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