正名 CHKHAVERI。果皮色 NOIR、ジョージア原産、ワイン用。同義語12件。保有機関11(ジョージア国内の GEO015、GEO017、GEO018、GEO019 を含む)。EU品種目録に登録あり。SSRマーカー欄は「あり」。
出典レベル 2 — 国際データベース淡赤品種 ・ 少量・復興 ・ VIVC 2594 ・ 検証レベル 2
チハヴェリ
Chkhaveri ・ ჩხავერი
チハヴェリは、ジョージア西部の黒海沿岸、グリア地方(オズルゲティ、チョハタウリ周辺)を中心に、アジャラとイメレティでも栽培されるブドウ品種です。VIVC(国際品種カタログ)には果皮色「黒(NOIR)」で登録されていますが、国立ワイン庁は「ピンクがかった紫」の薄皮と記述しており、本サイトは後者に従って「淡赤」として扱います。ロゼや天然の半甘口で知られ、伝統的には樹に這わせる「マグラリ」仕立てで育てられたとされます。晩生で、2004年時点の栽培面積は20 ha。現在の面積は未確認です。
「—」は本データベースで一次資料を確認できていない項目です。検証レベルの定義は方法論を参照。
01 — 名称
由来の不明な名、分類の分かれる色。
「チハヴェリ(ჩხავერი)」の名称の由来について、国立ワイン庁は「不明」としつつ、樹の形状や登攀性(樹に這い上がる性質)を指すとする説を紹介しています。本データベースでは一次資料で確認できていません。VIVCの正名は CHKHAVERI で、フランス語系の転写 Tchkhaveri をはじめ12の同義語が登録されています。
果皮色の分類は資料間で異なります。VIVCは「黒(NOIR)」、国立ワイン庁は「ピンクがかった紫(pinkish-violet)」で薄皮と記述します。本サイトは、造られるワインの多くがロゼ・淡い赤であることを踏まえ、国立ワイン庁の記述に従って「淡赤」とし、VIVCの分類を併記します。
| 表記 | 種類 |
|---|---|
| チハヴェリ | 日本語(本サイト標準) |
| Chkhaveri | ラテン文字標準名(VIVC正名 CHKHAVERI、国立ワイン庁表記) |
| ჩხავერი | ジョージア語原綴り |
| Tchkhaveri / Tchkhaveli | フランス語経由の転写(VIVC同義語) |
| Chkhaveli / Chikhaveri / Chkhavery | 綴りの揺れ(VIVC同義語) |
| Vanis Chkhaveri / Samchkhavera / Tsivtchkhavera | 地域名・接辞付きの呼称(VIVC同義語)— 同一品種として登録 |
| Riqintuli | VIVC同義語(由来未確認) |
02 — 資料に見る記述
資料は、こう書いている。
資料ごとに記述を分けて示します。資料間で異なる点はそのまま残します。
西部ジョージアの品種。黒海沿岸のアジャラ、特にグリアに多く、イメレティにも。元来は樹に這わせるマグラリ仕立て。果皮はピンクがかった紫で非常に薄く、べと病に弱い。石灰質土壌の冷涼な南向き斜面に適する。房は小さく、収量は少ない。成熟はグリアで11月後半と非常に遅く、高い糖度と鮮やかな酸を保つ。ワインは、スティル・スパークリング、辛口・半甘口を問わず鮮やかなピンク色で、赤い果実、チェリー、森の果実、ベーキングスパイスの香りと記述。クヴェヴリでは淡い赤に。2004年時点で20 ha(オズルゲティ、チョハタウリ、ほかイメレティ、アジャラ)。
出典レベル 2 — 政府機関グリアの品種として Chkhaveri、Jani、Mtevandidi、Skhilatubani、Sakmiela を列挙。グリアは国立ワイン庁の産地区分で「黒海沿岸ゾーン」に含まれる。
出典レベル 2 — 政府機関注記: ワインの色・香味は国立ワイン庁の記述の引用であり、本データベースの官能評価ではありません。Tier B ページは味わいプロファイルを持ちません。
03 — 確認状況
確認できていること、できていないこと。
04 — 保存とDNA
保存アクセッション。
VIVCはチハヴェリの保有機関として11機関を記載し、ジョージア国内では GEO015(スクラ)、GEO017(園芸・ブドウ栽培・醸造研究所)、GEO018、GEO019 の4機関が含まれます。国外ではアゼルバイジャン、ブルガリア、中国、フランス、ロシア、スロバキア、ウクライナのコレクションにも株があります。
VIVCのパスポートにはSSRマーカー欄が「あり」と示されていますが、査読論文でのプロファイル公表と保存株との照合は未確認のため、検証レベルは2としています。果皮色の分類の相違は、保存株の観察記録が確認できれば整理できる見込みです。
| 項目 | 状態 | 備考 |
|---|---|---|
| 保存株の有無 | あり | VIVC保有機関11(GEO015、GEO017、GEO018、GEO019 ほか) |
| アクセッション番号 | — | 未確認 |
| SSRプロファイル | VIVC欄「あり」 | 論文での公表・照合は未確認 |
| SNPプロファイル | — | 公表を確認できず |
| 果皮色の分類 | 相違あり | VIVC: NOIR / 国立ワイン庁: pinkish-violet |
関連するページ。
黒海沿岸の産地
グリアは国立ワイン庁の区分で「黒海沿岸ゾーン」に含まれます。個別の産地ページは準備中のため、産地一覧でほかの西部産地と比較できます。
産地一覧へこの品種の行は品種マスターリスト(CSV / JSON配布)でも確認できます。
このページの検証状態
| 執筆 | ジョージアワインストア データベース編集部 |
| レビュー | 編集部(品種データ担当が相互確認) |
| 初回公開 | 2026年9月5日 |
| 最終確認 | 2026年9月5日 |
| 検証レベル | 2(VIVC・国立ワイン庁で確認。DNAは論文未照合) |
| 主要出典 | VIVC 2594、国立ワイン庁(赤品種頁・黒海沿岸ゾーン頁) |
検証レベルの定義は方法論、運営体制はこのサイトについてを参照。
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